鹿高ブログ

【進路】熊大ワクワク連続講義

9月17日に、「熊大ワクワク連続講義」を実施しました!

熊本大学の先生に来ていただき、90分の講義を受ける企画です。

今年度は、教育学部の本吉先生、医学部保健学科の米田先生にお越しいただき、計70名の生徒が受講しました!

 

①教育学部 本吉 先生

「特別支援教育に関わる先生をサポートするAIの開発」

 

特別支援教育は、生徒の状況に合わせて柔軟に授業を組み立て、教材を作る必要があります。

本吉先生は、現場の先生が活用できるAIチャットボットを開発されており、その活用が教員の働き方改革にもつながる、というお話でした。

「問題解決のためには、さまざまな分野の凹凸を組み合わせる発想が大切」というアドバイスが心に残りましたね。

受講者は、講義のあとも積極的に自分の探究活動についてアドバイスを求めたり、質問したりしていました!

 

②医学部保健学科 米田 先生

「MRIで世界を救えるか?熊本発の挑戦!」

 

少子高齢化が進む現代社会において、認知症は大きな問題です。

米田先生は、MRIによって認知症を早期発見する研究をされており、この技術の向上は、私たちがより長く健康に生きることを可能にしてくれます。いわば、世界の幸せにつながる研究ですね。

医療に携わるには医療系学部に進学するしかない、と考えている人も多いかと思いますが、そうではありません。

物理をはじめとする理工学の力が医療分野に生かされているということで、進路について、新たな視点を得ることができました!

写真は、認知機能を測るMMSEというテストに挑戦しているところです。

講師の先生方、熊本大学の広報の先生方、ありがとうございました!

今回の講座は二つとも、鹿本高校が力を入れている「クロスカリキュラム」が実際に研究で行われている例だと感じました。

つなげる力、組み合わせる力は、ひとつひとつ単独で存在している時よりも何倍もの力になります。

普段の授業や生活においても、意識できるといいですね。