校長挨拶

 

本校が位置する芦北の地は、東に山々が幾重にも連なり、西に海の貴婦人と呼ばれる「うたせ船」が優雅に浮かぶ不知火海が広がっています。春には、校内の峯崎農場にある約800本の桜が一斉に花開き、地域の人を楽しませています。そのような、山紫水明の地に本校、「芦北高校」はあります。

農業科、林業科、福祉科は、特色ある専門教育を展開しています。生徒たちは充実した高校生活を過ごしながら、自らの可能性を伸ばし、学習活動や部活動、研究活動など多方面で素晴らしい活躍を見せています。

本校は、大正10年(1921年)に創立され、令和3年(2021年)に創立100周年を迎えました。これまでの歴史に学び、伝統を引き継ぎ、これから1年1年を大切に生徒と教職員、地域とともに積み上げていきます。

本校は、令和2年7月豪雨災害で甚大な被害を受け、復旧関係工事を終えて、教育環境を整えていただきました。その際には、多くの方々からの御支援と応援を受けました。その感謝の気持ちを生徒と教職員で共有して、日々の活動を充実させてまいります。

そして、現在は、地元、芦北町の掲げる心の復興に貢献すべく、生徒の活躍や頑張りを発信しています。

地域の皆さまを始め、多くの方々からの支援と夢を持って頑張る生徒の姿に感謝しながら、教育スローガン「私は挑戦する、夢を実現するために」のもと、夢を実現するために挑戦する人材の育成に努めてまいります。

                               熊本県立芦北高等学校長 草野 貴光