日誌

1学期のスタート! 始業式・入学式

春休みが終わり、いよいよ新学期がスタートしました。

まず、新任式が行われ、4月に本校に赴任された12名の先生方の紹介が行われました。

新転任者を代表した挨拶では、坂井事務長より、「生徒のみなさんの夢実現のために精一杯頑張ります」と心強いあいさつをいただきました。

 

 

 

 

 

始業式での校長訓話において、草野校長より次のような話しがありました。

季節は流れ、サクラの淡い色で彩られた景色が、柔らかな若葉の季節となり、そして、力強い緑の季節へと移ろっていきます。植物の息吹に私たちも力強さを感じさせられます。

新年度の始まりあたり、いくつかお話をします。

本校は創立102年となります。昨年度は、新たな100年の歴史の第一歩を共に築いていきましょうと話してきました。

100年先に到達するためには、1年ごとの積み重ねが大切です。皆さんは、この1年間をどう過ごしていくのかを考えてください。1年後にどのような自分でいたいかと想像することはできると思います。3年生と2年生では、人生の中でこの1年間の意味合いに違いはありますが、1年間の計画を持って過ごしてください。

 教育スローガンは「私は挑戦する、夢を実現するために」です。

夢や目標は、10年先、1年先、半年先に叶うかも知れません。毎日健康で過ごすという目標は毎日叶っていくかも知れません。自分で抱く夢や目標はどんなことでもいいと思います。場合によっては、人には言えないことでも。人の夢や目標を笑うことは他人にはできません。自分の描いた夢に積極的に、時には勇気を出し、あるいは、ゆっくりでも良いので挑戦してください。

明るい話題の一つで、コロナ禍での学校生活も変化をしようとしています。しかしながら、感染症がなくなった訳でも、特効薬ができた訳でもありません。周囲の人たちへの配慮、何よりも自分自身の命を守る行動は引き続き必要です。正しい理解の上に、認識を持って、行動しましょう。

令和2年7月豪雨からやがて3年が経過します。熊本地震からは7年が経ちます。復旧・復興は着実に進んでいますが、本校で水害からの復興に力を注いでいただいた方たちは、確実に減ってきています。その当時の大変さを語り継ぐことは難しくなりますが、前に進みながらも、当時のことから学ぶことが多くあります。

予想もせず突然起こることに、私たちは、どのように対応していけばよいのか、その課題を解決する方法は何か。その方法は、過去、歴史に学ぶことができると言われています。過去にも同じようなことが起きており、その時々で知恵を出し合って乗り越えてきています。

現在も、他の国や地域で起こっていることを参考にすることができます。それらのことに学びながら、周りの人と情報を共有し、意見交換をしながら知恵を出し合うと解決方法が見えてきます。

歴史という縦軸と世界という横軸に学びながら、課題を発見、課題の解決、協働的に学ぶために、皆さんが普段の授業を通して取り組むことを大切にしましょう。

皆さんは、高校で多くの人と関わり、地域の方々からも力添えをいただきながら学びを深めていきます。そして、私たちは、多様化した世界で生きています。隣にいる人たちの多様性を理解し、尊重することが求められます。

先月、大いに盛り上がったWBCや今年開催されるラグビーのWorld Cupでは、それぞれの国や地域にゆかりのある人が出場できます。これは多様性の一つの例であり、多様性が混じり合うと強くなるという事例でもあります。

周囲の人を大切、自分のいる場所を大切にしていきましょう。

 それでは、日々、ワクワク、煌めく高校生活を過ごしていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 生徒代表あいさつでは、生徒会執行部の3年福祉科 廣田さんが、この1年間の目標について元気よく話をしてくれました。巧みな表現力で、聞いている人を笑顔にする素晴らしいあいさつでした!

 

 

 

 

 

最後に、各部担当の先生、担任・副担任紹介が行われました。

 

 

 

 

 

 さあ!1学期がスタートしました。ワクワクする学校生活を送っていきましょう!

 <入学式>

午後からは、入学式が行われました。

 

 

 

 

 

 

 

ステージ演台のフラワーアレンジメントは3年農業科 阪中さんの作品です。新入生のために心を込めて作製しました。 

 

 

 

 

 

 

農業科16名、林業科23名、福祉科14名の新入生が入学しました!

1年生の皆さん、初めは色々な面で戸惑うこともあると思いますが、わからないことは先生や先輩に尋ねてくださいね。芦北高校でのこれからの活躍に期待しています!