日誌

命の大切さを学ぶ教室

4月21日(金)に熊本県警察本部主催の、被害者遺族による講演会『命の大切さを学ぶ教室』が実施されました。昨年11月に引き続き、2回目です。

講師の米村 州弘(よねむら くにひろ) 様は、平成15年に起きた事件で、当時大学生のお子様を亡くされました。米村様のお子様は、高校時代にインターネットを通じて、メール上で相談などのやりとりをしていました。その相手は20歳以上離れた年上の男性だったそうですが、当時は年齢を偽って、近づいてきたそうです。

米村様は「この20年間で一番きつかったことは、家族がバラバラになること」と話されました。

「なんで、あの時パソコンを買い与えてしまったのか」米村様は今でも自分を憎んでおられます。

知人には「あまり考えすぎないように。」と慰められたが、それを言われると「愚痴も言えなくなった」と。また、本来は喜ばしいことも、亡くした子どものことを思い出すと悲しくなってしまうこともあるとおっしゃっていました。

芦高生へ伝えたいこと 

人を傷つけるメールや嫌なことは止めよう!

家族や友人を大切にしよう!

君たちの命は、君1人のものではない。たくさんの人が関わっている。

もし、悩んでいることがあっても生きる糸口を見つけて欲しい。それを支えて欲しい。

  

この講演会を聴いて、米村様が受けた心の痛み、子どもを亡くした親の思い、命の大切さを感じることができました。

私たちは、現在も社会問題となっているSNS等の使い方について、今一度立ち止まって考えるべきではないか。