日誌

地域林業視察・体験研修(1年生)

毎年、林業担い手の幅広い視野と見識の醸成、技術の向上を目的として、地域の林業関係企業の視察・体験を行っています。

今年の1年生は水俣芦北地域の企業を見学に行きました。

 

まずヤマショウ(津奈木町)の現場です。

 

高性能林業機械を使った迫力のある作業を見て生徒は驚きと歓声を上げていました。

伐倒する際の注意点や林業の現状などを現場の視点から話していただき、生徒からも多くの質問が飛び交っていました。

 

次に水俣芦北森林組合です。

ここでは水俣芦北地域の林業の歴史、森林組合での業務内容などの説明がありました。

OBの方々も数名働いているところなので高校時代に頑張っていたことややっておけばよかったことなど実体験を通した話をしていただきました。

 

昼食をはさんで3つ目は水俣木材市場です。

 

ここではヤマショウさんなどで伐採した丸太の市が行われています。

現在の丸太の相場を教えていただき、昔と今の違いなどを話されていました。

昔は今よりも木材の価格が高かったようでその金額を聞いた生徒は驚きの声を挙げていました。

 

最後に木谷製材所の見学です。

 

ここでは木材市場などから仕入れた丸太を製材するところになります。

丸太から家の材料となるような製品にしていく工程を見せていただきました。

大型の機械を使用して丸太をスライスしていくところは見ていてとても気持ちよかったです。

製材したものはプレカット工場などを通して家の材料となるようです。

 

今回の研修を通して、山から自分たちの家に使われるまでの一連の流れを見ることができ、それぞれのこだわりや現状を知ることができました。今回の経験を2年後の進路に活かしていけるようにクラス一丸となって頑張っていきます。