日誌

VR認知症体験会(福祉科3年・1年)

本日は、株式会社シルバーウッドの黒田様を講師にオンラインでVR認知症体験会が行われました。VRを使用することによって映像を立体的に見ることができ、顔の動きに合わせて映像も変わるので、当事者視点を体験できる貴重な機会です。

株式会社シルバーウッド VR Angle Shift https://angleshift.jp/

「銀木犀」サービス付き高齢者向け住宅 https://www.ginmokusei.net/

今回使用したVR機器です。少し覗いたことのある程度した触ったことがなかったので、ワクワクです!

3つの動画を見ながら、当事者が何を考え、どうしてほしいのか、どのような支援を必要としているか考えていきます。

「視空間失認」私は聞きなれない言葉でしたが、VRでその状況を見て驚きました。車から降りるということがビルの屋上から落ちるのに匹敵するくらいに感じてしまったりするそうです。

実際に体験してみて当事者としてどう感じたか、介護者にどうして欲しいかということを発表してみんなの考えを共有しながら、認知症の理解を深めていきます。

「レビー小体型認知症」すいません。勉強不足でこの言葉も初めて聞きました。様々な症状があるようですが、幻視など現れるということです。色々と考えたことを発表してくれる生徒に講師も感心されていました。

「見当識障害」はい!これも初めて聞きました。当事者が電車に乗っていてどこを走っているか、どこで乗り換えるかなどが分からなくなったりしてしまうそうです。

動画では、2人の対応例が出てきましたが、ついやってしまいがちな対応を、当事者は求めていないと思い、ハッとしました。これからは気をつけます!

高齢化で認知症の人が増加する中、政府は、誰しもが認知症になりうることを前提とし、認知症になっても支えられるだけでなく、希望をもって生きられる社会を実現するという「新しい認知症観」に立った取り組みを推進するための基本計画案をまとめたということが発表されました。(K)