■ 研究開発課題『探究的な問いの視点で地域を見つめ、科学的思考で持続可能な世界を創る科学技術人材育成』
→ 研究開発1,2,3を実施することで、天高版科学技術人材に必要な5つの力(問いを立てる力・情報を収集する力・情報を分析する力・対話する力・創造する力)を育成します。
→課題研究や通常授業を含む全ての教育活動で13の探究場面を設定し、5つの力を育成するARP(Amakusa Research Process)を実施します。
研究開発1.全校展開による課題研究の充実
→ SSH学校設定科目「天草サイエンスⅠ・Ⅱ・Ⅲ(通称ASⅠ・Ⅱ・Ⅲ)」を継続し、天草をテーマとした課題研究を、1年生全員と2・3年ASクラスが行います。
→ SSH学校設定科目「天草探究Ⅰ・Ⅱ(通称ATⅠ・Ⅱ)」を開発し、天草におけるSDGsの達成をテーマとした課題研究を2・3年文系と理系が行います。
→ 科学部の研究を先行モデルと位置付け、国内外に向けた研究成果の発信を行います。
研究開発2.課題研究を支え、深める教育課程の実施と授業改善
→ 「天高版探究型授業」を全ての教科で実施し、13の場面を設定することで、5つの力の育成を図ります。
→ SSH学校設定科目「総合理科」を開発し、1年生全員が探究活動に必要な理科全分野の基礎を学びます。
→ SSH合教科型学校設定科目「数科学探究Ⅰ・Ⅱ」を継続し、日常の事象を数学的に解決する力を育てる力を育てています。
研究開発3.課題研究を広げ、発展させる外部連携
→ KSC(熊本サイエンスコンソーシアム)構成校として、大学との連携を強め、高大接続プログラムの開発を目指します。
→ 国内外で大学・研究所・企業を訪問し、研究成果の社会実装の現場で学ぶ「関西研修」や「海外研修」を実施します。
→ 「天草サイエンスアカデミー」や「SDGsシンポジウム」を実施し、地域社会との共創を目指します。
■ 研究開発課題『地域の豊かな自然環境の中で多様な能力を身に付け、世界に飛躍する科学技術人材の育成』
→ この達成に向け、3つの柱(※下記参照)を立て、遠隔地での人材育成モデル校を目指して研究開発を行っています。
1.多様な自然環境を生かした多角的な視点を身につけるための探究活動の充実
→ SSH学校設定科目「天草サイエンスⅠ・Ⅱ・Ⅲ(通称ASⅠ・Ⅱ・Ⅲ)」を開発し、天草をテーマとした課題研究を全員が行います。
→ 科学部の研究を先行モデルと位置付け活動しています。※R01.世界大会出場!
2.自ら求め学ぶ探究心を身につけた人材の育成のための教育課程の開発及び授業改善
→ SSH合教科型学校設定科目「数科学探究Ⅰ・Ⅱ」を開発し、日常の事象を数学的に解決する力を育てる力を育てています。
→ 授業改革プロジェクトを実施し、主体的で対話的な深い学びの実践を行います。
→ 自学力育成プロジェクトを実施し、自ら学ぶ力を育てています。
3.我が国の科学技術の発展や安全に貢献できる人材の育成
→ SSH特別講演会やSSH関西研修、天高総合大学等で、研究者に学ぶ機会を設定しています。
→ 九州大学附属天草臨海実験所実習や遺伝子抽出実習等で、大学レベルの実習を行っています。
→ 国内学会や国際学会、各種発表会で研究発表を行っています。
→ 地域との共同研究や、近隣高校との共同イベント開催、地域に向けた研究発表を行っています。
→ 天草サイエンスアカデミーを実施し、高校生が地域の小中学生に科学の面白さを伝えるイベントを実施しています。
→ SSHマレーシア海外研修や韓国土坪高校との合同授業といった海外研修プログラムを実施しています。
よくある質問に関するQ&A
Q:天草から世界へは可能ですか?
A:可能です。天草の地域課題を探究することで、世界の諸問題解決に向けた提案ができるようになります。具体的には、ASのトマトの水耕栽培の研究成果を用いれば、世界中のどの地域でも、おいしいトマトを栽培できる可能性があるといった提案をマレーシアで行いました。
Q:SSH開発教材のページに、数科学探究の解答や指導案を掲載してほしい。
A:生徒が授業で学ぶ教材であるため、解答や指導案は掲載しません。しかし、問い合わせがあった場合には、個別に解答及び指導案を送付しています。開発教材のページの下記にある問い合わせフォームより、問い合わせてください。
Q:ASクラスは特進クラスですか?
A:特進クラスではありません。文系や理系といった選択をする際に、希望者全員が選択できるクラスです。ASⅠをベースとして、より科学的な探究活動ができるといった特徴があります。
熊本県教育情報システム登録機関
管理責任者 校長 馬場純二
運用担当者 教務部