定時制総合学科blog
【定時制】生活体験作文校内発表会
平成30年7月12日(木)に視聴覚室で「平成30年度生活体験作文校内発表会」を実施しました。
1年次生から4年次生まで8人の生徒が、これまでの自らの体験や将来への希望を緊張の中にも、堂々と発表しました。
教頭先生の講評です。
それぞれの人生をその人自身から直に聴くことは非常に重みがあり、予定時間を遙かにオーバーする熱弁の発表でした。聴いていた生徒も、同級生や上級生の発表に真剣に耳を傾けていました。
審査結果を受けて、今年10月に熊本県立劇場で行われる定時制通信制文化大会の学校代表として発表することになっています。
全ての発表が聴衆の心に響く、素晴らしい「生活体験作文校内発表会」になりました。
【定時制】企業見学会
平成30年7月13日(金)「平成30年度八代工業高校定時制企業見学会」(主催 公益財団法人熊本県雇用環境整備協会)が行われました。今回、見学した企業は「株式会社大嶌屋」と「アイシン九州キャスティング株式会社」の2社です。
初めに、宇城市松橋町にある「株式会社大嶌屋」を訪問しました。通信販売で、県産馬刺しや農産品(野菜・果物)、健康食品などを販売する企業です。全国の家庭に生産農家から直接農産物を届けてもらう、全国でも珍しい「農家直送」の通信販売で、全国各地の契約農家数は約350件、年商は約18億円です。「きつい・汚い・稼げない」と言われてきた農業から「稼げる農業の実現」を目指しています。
ほとんど、注文はネットではなく、電話ということです。
業務内容の説明を聞いています。売り上げの高い果物は「デコポン」だそうです。
次に訪れたのが、熊本市南区城南町にある「アイシン九州キャスティング株式会社」です。
愛知県に本社をおく「アイシン精機」を中核としたアイシングループ178社の1社である「アイシン九州」の生産子会社で、稼働10年目の若い企業です。
主要取引先は「トヨタ自動車」「三菱自動車」などです。自動車部品の鋳造(アルミダイカスト鋳造)加工・組立の一貫生産を行っていて、「ものづくり日本」の根幹を支える企業でした。
会社の全体説明を聞いた後、構内を見学しました。
農産物・自動車部品と扱う商品は違いますが、生徒たちは、現場の熱を肌で感じることができ、進路を考える上で大変参考になったのではないかと思います。
「株式会社大嶌屋」様、「アイシン九州キャスティング株式会社」様、「熊本県雇用環境整備協会」様、本当にありがとうございました。
【定時制】交通安全実技講習会
平成30年7月11日(水)、八代自動車学校において「交通安全実技講習会」を実施しました。
この取組は交通事故防止対策の一環として、安全運転に必要な知識と技能を学び、交通安全意識の高揚を図ることを目的として、毎年、夏休み前に行われています。
今回も、「実際に八代であった交通事故を例に取り上げた全体講話」、「後部座席シートベルト着用に関する映像」を見た後、自動車・原付・自転車の3グループに分かれて実技講習に取り組みました。
「全体講話」と「後部座席シートベルト着用に関する映像」を見ています。
「自動車」の講習です。
「原動機付自転車」の講習です。
参加者が一番多い、「自転車」の講習です。
最後に、生徒会会長の山田龍之介君が「私たちは登下校の際、車、バイク、自転車などを使っていますが、これらは使い方を一つ間違えば、人の命を奪う凶器となる可能性があります。今日の講話や実技講習を通して、交通安全の原点に戻る大切さを学ぶことができました。これからも交通社会の一員として責任ある行動をとっていきたい」と謝辞を述べました。
改めて、「交通安全の大切さ」を実感した講習会となりました。
【定時制】八代海河川・浜辺の大そうじ大会
平成30年6月17日(日)「第14回八代海河川・浜辺の大そうじ大会」 (主催「八代海北部沿岸都市」地域連携創造会議、「次世代のためにがんばろ会」) が金剛海岸(メイン会場)で開催され、定時制から生徒と職員あわせて10人が参加しました。
当日は梅雨の晴れ間で、気温もぐんぐん上昇する中、官民あわせて400人以上の参加者があり、朝早くから清掃活動に汗を流しました。
開会式です。たくさんの人が集まりました。
今から、『定時制お掃除隊』も掃除開始です。
いろんなものが落ちていて、びっくりします。
全日の生徒たちも大きな流木を撤去しています。流木は、漁師さんたちの漁の邪魔になるということです。
最後に、回収したゴミを前に記念撮影をしました。
その後、ごみの分別体験や「干潟の生き物についての学習会」がありました。
球磨川河口干潟は実に多くの生物が生息する豊かな地域であることがわかりました。
その場所にごみが捨てられ、環境や生態系に影響を与えている現状を見ることができ、大変勉強になりました。
今回の清掃活動に参加した生徒たちが、地域社会の一員としての自覚が芽生え、地域の活性化や環境保全に貢献しようとする意欲が高まることを期待します。
【定通制】定通総体結果報告
平成30年6月10日(日)「平成30年度第68回熊本県高等学校定時制通信制総合体育大会」が開催されました。
まず、熊本工業高校で開会式が行われ、本校男子バドミントン部主将の作馬健太君が旗手を務めました。
次に、競技ごとに試合会場を移し、卓球競技と陸上競技はそのまま熊本工業高校、バドミントン競技が湧心館高校、ソフトテニス競技が熊本市立総合体育館を会場として、熱戦が繰り広げられました。
総合開会式(熊本工業高校第一体育館)
ソフトテニス競技(熊本市立総合体育館)
男子個人
優勝
道田・吉田 3-1 クラーク記念国際
(全国大会出場:道田・吉田ペアは昨年に引き続き2連覇)
全国大会に出場する道田・吉田君のコメントです。
道田君「今回の定通総体は、前回優勝したプレッシャーもありました。練習で調子が出なかったことによる心配や不安で、実際の試合では、体が思うように動きませんでした。そのため第一試合は接戦になり、ファイナルまでもつれましたが、何とか勝つことができました。この勝利により、心に余裕ができ、その後の試合でも勝ち、優勝することができました。全国大会では屋外のコートなので、感覚を慣らし、勝てるようにしていきたいです。」
吉田君「昨年の全国大会は二回戦敗退という結果に終わりました。その雪辱を果たすべく、今年はそれを超えるように頑張りたいと思います。
バドミントン競技(湧心館高校第一体育館)
男子団体戦2位
男子個人複
優勝
作馬・菅沼 21-10 湧心館定
(全国大会出場:昨年に引き続き2連覇)
女子個人単
4位 原田(全国大会出場)
全国大会に出場する作馬・菅沼君、原田さんのコメントです。
作馬君「今年の5月から新しくペアを組んだので、練習時間もあまりとれず、優勝できるか不安でした。しかし、先生方にしっかりサポートしていただき、優勝することができました。昨年の全国大会では1勝もできず、熊本県チームとしても1回戦で負けてしまいました。今年はしっかり練習を積んで、1回戦を勝てるように頑張ります。」
菅沼君「いまだに、自分が熊本県代表ということが実感しきれていない部分がありますが、自分の未熟さを痛感しつつ、自分の力を最大限に出し切れるように頑張りたいと思います。初の全国大会で緊張はありますが、それを上回る高揚感を持って、楽しんできたいと思います。」
原田さん「まだ若輩者の私が4位までいくことができたのは、正直、運だと思います。しかし、全国大会に行くからには、練習を重ね、今より強くなり、実力で上位まで上っていきたいです。全国大会まで、あまり時間がありませんが、精進して頑張ります。」
卓球競技(熊本工業高校第二体育館)
男子団体戦 ベスト4
個人単
男子
4位 朝田(全国大会出場)
ベスト8 一原・宮原
女子
ベスト8 石橋
全国大会に出場する朝田君のコメントです。
朝田君「全国大会では『勝つ』を目標に頑張ります。現在の自分の実力では、どの試合も負けて当たり前です。その上、練習不足なので、今からモチベーションを更にあげて、一勝でも多く勝ちたいと思っています。そうすることが、お世話になった方々や予選で姿を消した選手に感謝の意を表すことになると思います。皆さんの期待に応えるべく、誠心誠意尽力していきたいと思いますので、応援よろしくお願いします。」
陸上競技(熊本工業高校グランド)
男子800m
第1位 2分39秒91
永田(全国大会出場)
全国大会に出場する永田君のコメントです。
永田君「全国大会に出場できることを感謝します。これから、大会に向けて練習していくわけですが、競技力の向上だけではなく、今回の貴重な経験は、自分の将来の財産になると思います。お世話になっている方々への感謝をいつも心に留め、まずは予選突破を目指します。」
各自が今大会を目標に、自分の課題と向きあい、練習に取り組んできました。
その結果、惜しくも団体出場は逃しましたが、ソフトテニス男子ダブルス、バドミントン男子ダブルス、バドミントン女子シングルス、卓球男子シングルス、陸上競技男子800mの7人の生徒が、見事全国大会出場の切符を手に入れることができました。
それ以外の生徒たちも、練習の成果を十二分に発揮し、次年度に向けての励みになったのではないかと思います。今回の経験を、今後の学校生活に活かしてくれることを期待します。
【定時制】あいさつ運動を行いました
6月1日(金)、「あいさつ運動」を行いました。
これは、生徒会が月初めの3日間、行っているものです。0校時が終わった午後5時25分から生徒会役員が正門に立ちました。
「挨拶」は、人とつきあう時のコミュニケーションの大切な入り口です。
「挨拶」は、もともと師匠が弟子に声を掛け、その返答で修行の度合いをはかった問答からきている仏教用語と言われています。
明るく声を掛けられれば、その人に対して好印象を抱くでしょう。
正門で生徒会役員が声掛けをするのですが、しっかり挨拶を返してくれる人、恥ずかしがって足早に通り過ぎようとする人、反応も実に様々です。
いつか皆が大きな声で挨拶を返してくれるように、これからも頑張っていきたいと思います。
最後に折り句で
あ かるく
い つも元気に
さ わやかに
つ づけた先に、みんなの笑顔 の気持ちを持って実行していきたいです。
【定時制】給食
九州地方もいよいよ梅雨入りしました。
紫陽花が似合う季節になり、学校の紫陽花も美しく咲いています。このうっとうしい雨ですが、「雨は草木の父母」と言って、植物の成長に欠かすことができません。もちろん、人間も同じです。急勾配の山岳地帯が多い、我が国の国土に降った雨のほとんどが、一気に海に流れてしまいます。
だから、この梅雨の時期と台風の時期の雨が貴重な水資源と言われています。たまには、雨の恵みに思いをはせることも必要でしょう。
定時制では、仕事をしている生徒のために、ささやかですが、給食があります。
パンと牛乳ですが、小腹が空いた時には、結構、満腹になるそうです。
基本は「食パン」ですが、その他に「黒糖パン」「カボチャパン」「ココアパン」「米粉パン」などもあります。
給食室は、給食で利用する他に、談話室としても利用できます。
そして、飲んだ牛乳パックもリサイクルしていて、「球磨酪農農業協同組合」様に回収していただきます。
環境に心を寄せるというのも大事なことです。
「球磨酪農農業協同組合」様、「清水製パン工場」様、いつも配達をしていただき、ありがとうございます。
【定時制】「情報安全教室」を開催しました
5月17日(木)2限目のLHRの時間に、「情報安全教室」を開催しました。
現在、日本の高校生のスマホ携帯の所有率は98%、より身近なものだけに犯罪に巻き込まれるニュースをよく見聞きします。
そこで、(株)通信館から鶴川久美様を講師としてお迎えし、インターネットにひそむ危険を一つひとつ具体的にあげて、スマホやネットとの上手な付き合い方について、丁寧に教えていただきました。
スマホ・携帯は便利な半面、使い方を誤ればトラブルになる可能性を含んでいます。
最後に、鶴川様は「各自がルール作りをして、賢く使ってほしい」という結びで講話を閉じられました。
これを受けて、生徒会副会長の作馬健太君が「インターネットにひそむ危険には、いろいろあることを知りました。各自が適切なルール作りをし、心にすきをつくらないようにしたいと思います」と謝辞を述べました。
今回の話を心に留めて、スマホ・携帯を正しい知識で、賢く使いこなしてほしいと思います。
【定時制】PTA総会を行いました
平成30年5月15日(火)午後6時45分より、「平成30年度PTA総会」が本校3階多目的室で開催されました。
総会前に公開授業があり、普段の授業を垣間見ることができました。
その後の総会では、議案審議に移りました。まず、平成29年度事業報告に続き、平成29年度会計報告及び監査報告があり了承されました。引き続き、平成30年度役員選出(案)事業計画(案)、予算(案)、保険加入に関する議案も提案通りに了承されました。
また、末廣校長より「今年度は教育目標を3本の柱とした。定時制の生徒は多様化しており、学ぶ生徒の思いも様々である。職員は、一人ひとりに寄り添い、生徒に合わせたニーズを考え、丁寧に対応している。これから、保護者と学校と一緒になって、生徒を育てていきたい。」との話がありました。
次に、旧役員のお二人に吉田会長から感謝状が贈られました。今まで本当にありがとうございました。
その後、今年度の新役員の紹介並びに職員の紹介がありました。
お忙しい中、保護者の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今後ともご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
【定時制】ソーシャルスキルトレーニングを実施しました
5月10日(木)4限目のLHRの時間に、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を視聴覚室において実施しました。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)とは、人が社会で他の人と関わりながら生きていくために欠かせないスキルを身に付ける訓練のことをいいます。
今回はコンセンサスゲームである「砂漠からの脱出」を行いました。
乗っていた飛行機が砂漠に不時着し、遭難したと仮定されたグループメンバーが、自分たちが搭乗した飛行機から持ち出した12個のアイテムの重要度について、コンセンサス(合意)を形成するゲームです。
まず、説明を聞き、各自で順番をつけてみました。
その後、グループで話し合い、その答えになった経緯をそれぞれが説明します。
「水は絶対、重要だよね。」
「塩も生きる上で欠かせない成分だよ。」
「水はサボテンから取ればいいよ。」
「えっ、サボテンから取れるの?」
「砂漠の生物を捕まえるために、本も必要なんじゃないの。」
「動物の足跡や鳥の群れをたどれば、水源にたどり着くかもしれないね。」
お互いの意見や考えを理解した上で、全員が納得する結論にたどり着くのも大変です。
これを機会に「対話力」や「伝える力」を磨いてほしいと思います。
コンセンサスゲーム:『砂漠からの脱出』