船高トピックス
とあまりひとり (10月25日 御船高校殉難の日)
10月25日は、御船高校『殉難の日』。
昭和19年同日、学徒動員によって戦争の犠牲となられた御船高校の先輩方10人と病死された先輩1人、『とあまりひとり』のご冥福をお祈りし、命の尊さと世界平和を考えました。
この2日間、朝から放送委員が全校放送で『あれから20年』を朗読し、船高生は各自のタブレットで言葉を確かめながら当時の様子を想像しました。25日には黙祷を捧げました。
また、本校正門近くの殉難の碑前で慰霊祭が行われました。音楽専攻生のオープニングセレモニーに始まり、厳かな式が執り行われました。
以下、生徒会長の野仲さんが、生徒代表挨拶で述べた文です。
この2日間、「殉難の碑」にかかる全校朝礼が行われました。全校朝礼では、当時の職員である永上 清(ながかみ きよし)先生の「あれから20年」を放送委員の生徒が朗読し、私たちは当時の様子を想像しながら聴きました。
本当に起こった出来事なのか、私たちの先輩方はこんなにも悲惨な体験をされたのか、戦争とはここまで辛く悲しいのか、私たちと同じ年代の当時の生徒たちを思うと非常に胸が痛みました。
「殉難の碑」から、私たち船高生は学ばせていただきました。私たちは先輩方の意志を継ぎ、これから入学してくる後輩たちにも継承していかなければならないと感じています。最後になりましたが、11人の先輩方のご冥福を心よりお祈りいたします。
令和5年10月25日 生徒代表2年1組 野仲 隆平