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中学部3年生5人は、10月29日、30日に福岡に修学旅行に行きました。1日目は、キッザニア福岡で職業体験をしました。事前学習で自分が体験したいパビリオンを決めていき、眼鏡作りやピザ職人、宅配便の配達員などいろいろな職業を体験することができました。2日目は、はねや総本家で明太子作りをしました。担当の方から明太子についての楽しい話を聞いたあと、明太子の付け込み作業を行いました。みんなそれぞれ好みの辛さの唐辛子を入れ、ワイン、日本酒、泡盛、ブランデーの中から1種類選び、最後に秘伝のたれを入れて付け込みました。どんな味に仕上がっているのか、5日後を楽しみにお土産として持ち帰りました。あっという間の2日間でしたが、笑顔いっぱいで思い出に残る修学旅行になりました。
令和5年度より2年間に渡り取り組んでいる「学校総合安全支援事業」の一環として、今年度は10月18日(金)を「まつし防災の日」として、「防災コンサート」「防災食体験」「防災教育公開授業」「引き渡し訓練」を行いました。午前中はシンガーソングライターの大山桂司さんを迎えて防災コンサートを開催しました。このコンサートに向けて、小学部・中学部・高等部それぞれで防災に関する歌詞を児童生徒と職員で考え、大山さんに作曲していただいた防災ソングを作りました。「ゆっくりあせらずおちついて」「合言葉は『おはしも』」といった、自分の命を守るための言葉がつづられた歌を、大山さんと児童生徒が一緒に歌いました。後半は大山さんのミニコンサートで、児童生徒実行委員会がリクエストしたオリジナル曲など5曲を歌っていただきました。やさしい歌声とギターの音を笑顔で楽しみました。今後も防災意識を持続し、災害時の落ち着いた避難行動につなげられるよう、この防災ソングを歌い続けていきたいと思います。
高等部では10月18日の「まつし防災の日」に向けて、音楽の授業で防災ソング「~備えYO!生きYO!~」を練習しました。この曲は高等部の生徒で考えた歌詞に、シンガーソングライターの大山桂司さんに曲をつけてもらったオリジナルソングです。ラップ調の曲で、生徒は曲に合わせ体を動かしたり、楽器を鳴らしたり、「おーい、逃げろ」の掛け声を大声で叫んだり、防災時に必要なことを歌を通して楽しく学びました。「まつし防災の日」当日の大山さんをお招きしての防災コンサートでも、会場にしっかり歌声が響くよう歌うことができました。
小学部では、災害時に安心して過ごすための「食べ物」「お気に入りのアイテム」「リラックス方法」「場所」の4つについて学習しました。一人一人が安心できるものについて、話し合ったり、安心グッズを避難用のリュックにいれたりすることができました。また、安心できる場所については保護者の方を交えながら「家の中だとここがリラックスできる場所かな。」「家から近い避難場所はここだね。」と確認しあうことができました。学習の中では、ジェスチャーや手話を交えた「いのちをまもるうた」にも取り組みました。曲が流れると、楽しそうに大きな声を出す児童たち。毎回元気に歌うことができました。
高等部では、9月24日(火)から10月4日(金)にかけて実施した後期体験学習の報告会を10月11日(金)に行いました。特に1年生は、初めての事業所や企業での経験だったので緊張していたようですが、一人一人の生徒が体験学習先・活動内容、そして行く前に設定した目標がどれくらい達成できたかを発表しました。保護者や中学部の生徒が多数観覧する前で、卒業後の進路に向けてしっかりと成長していることを伝えることができました。
9月26日(木)に中学部1年生は校外学習へ行きました。天候に恵まれ、暑い中ではありましたが、無事に元気に参加することができました。まず、福祉タクシーでレンコン農家の作本さんの畑へ行き、レンコンの収穫を見学しました。作本さんが次々と土の中からレンコンを収穫する様子を見て、みんな「すごい!」と驚きの声をあげていました。また、収穫体験では「そり」に乗ってレンコン畑に入り、レンコンを畑の中から持ち上げることもできました。昼食は「田舎茶房 野の花」にて、楽しみにしていたメニューを味わいました。日頃より会話がはずみ、楽しい時間を過ごしました。最後は不知火美術館・図書館に立ち寄り、本校の図書館司書からの「この本を探してね!」というミッションを楽しくクリアして、学校に戻ってくることができました。地域の方たちからたくさんのことを学ばせていただき、充実した楽しい一日になりました。
小学部では、「カフェを開こう」という学習に取り組んでいます。9月27日(金)に、かき氷と白玉団子の調理練習をしました。かき氷班は、スイッチを押してかき氷機を動かしました。どんどん削れていく氷を見て笑顔になり、積極的にスイッチに手を伸ばしていました。白玉団子班は、白玉粉と水を練り合わせました。粉の感触や練り合わせていくときの変化を楽しみました。完成したかき氷と白玉団子をみんなで試食すると「美味しい」と声が上がりました。10月4日(金)のカフェ本番では、校内職員のお客さんを招待します。児童みんなでカフェの準備を頑張っています。
9月12日(木)午後に、八代市の鏡わかあゆ高等支援学校普通科1年生の皆さんと本校高等部生徒全員でオンライン交流会を行いました。まずは動画で両校の紹介を行い、それからクラスごとの自己紹介を行いました。趣味の話をしたりダンスを披露したりと、楽しく紹介しあいました。後半は、事前に交換していた「自己紹介カード」を基にした質問タイムになりました。学校生活や給食、音楽やゲームなどの質問が飛び交いました。まだまだ続けたい様子でしたが約1時間で交流会は終わり、最後のあいさつのあとも、お互いがカメラに向かって手を振って別れを惜しんでいました。今年度も2学期中に鏡わかあゆ高等支援学校へ行っての交流会を予定しており、その日が来るのを楽しみにしています。
9月10日(火)18時30分から、寄宿舎で火災避難訓練を実施しました。 想定時間は、19時45分。「食堂から出火しました」という放送で訓練が始まりました。自室で過ごしている児童生徒、トイレにいる児童生徒と放送時の場所は様々でしたが、職員の避難指示で各棟内の非常口に一時集合し、その後、男女合流し渡り廊下へ避難しました。職員の指示をよく聞き、全員落ち着いて避難することができました。その後の感想では、「先生の声かけで安心した」「緊張した」等、様々な意見が飛び交いました。
高等部重複障がい学級では、家庭科の授業で「災害に備えよう!」というテーマで防災学習を行いました。1日目は近年の大型台風や南海トラフ巨大地震への備えを振り返り、自分に必要な備蓄を考え、停電や断水でも安全に調理することができる方法を学びました。2日目は一人ひとり備蓄のチェックリストを作成し、不足している物や食品の消費期限を確認しながら、チェックしていきました。3日目の調理では、ごはんや蒸しパンがカセットコンロや少量の飲み水、汲み置き水の備えがあればできることを知りました。「簡単にできて、美味しかった~」と災害時でも温かくて美味しい物が食べられることがわかり、家庭でも参考にしてほしいと思います。
熊本県立 松橋支援学校
住所:〒869-0543
熊本県宇城市松橋町南豊崎252
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2022年6月30日認定
(日本教育工学協会)
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 後迫 貴利子
運用担当者 生活情報部