高等部便り

高等部本科・専攻科

令和4年度東区民まつり出演

 令和4年11月26日(土)、3年ぶりに東区民まつりが開催されました。

 2年生が2人、ピアクレス(健軍商店街)アーケードで行われたステージイベントに出演し、小噺「初天神」、大喜利を披露しました。

 小噺では、特訓の成果を発揮し、初天神へ向かう親子のやり取りをコミカルに表現することができました。

 大喜利では、それぞれの持ちネタを披露し、何を表現しているのかを観客の方に当ててもらいました。また、観客の方からお題を出してもらい、即興で演じる試みも行いました。

 2人とも、楽しい一日となったようです。

 今後は少しずつ、地域での手話落語部の活動の機会が増えていくことを願っています。(出演依頼、募集中です!)

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熊本県高等学校弁論大会

 令和4年10月11日(火)に八代市鏡文化センターで熊本県高等学校弁論大会が行われました。毎年行われる高文連のこの大会に、今年は1年生と2年生、2人の生徒が参加しました。弁論大会は、論旨60点、表現40点の採点なのですが、審査委員長から表現については音声を除く「表情と意欲を評価しました。」と視覚的に伝わる熱意を評価していただきました。制限時間の調整など、準備不足の面もありましたが、「こんな発表の仕方(手話スピーチ)もあるんですね」と他校の引率の先生がおっしゃったように、自分の意見や考えをきちんと訴え、社会に啓発、貢献していくという熊ろうの生徒の前向きな姿勢は充分に伝わったと思います。

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令和4年度 運動会

 10月8日(土)、熊本聾学校大運動会がありました。高等部は、エール交換、徒競走、玉入れ、熊聾体操、全員リレーに参加しました。晴天に恵まれ、幼稚部から中学部の幼児児童生徒とともに、笑顔で明るく、楽しい運動会となりました。

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手話パフォーマンス甲子園出場

 令和4年9月25日(日)に、鳥取県倉吉市 倉吉未来中心にて、60チーム中予選を通過した全15チームが実に3年ぶりに集まり、舞台に上がり手話パフォーマンスの腕を競いました。熊本聾学校は選手宣誓の大役も果たしました。

 今年度熊ろうチームは、ある出来事をきっかけに、地域社会に問題を提起し、解決のために活動や啓発を行い、社会に理解や協力を得ていく、という感動実話を元ネタに演劇を披露、定評の手堅い手話と表情豊かな表現で、日本財団賞を獲得しました。

 結果だけでなく、取り組んだ経過と、自分や仲間、周りの人たちとの関わりや、その時その時のいろいろな気持ちの変化や感動は、高校時代の忘れがたい大事な宝物になったことと思います。

 なお、大会の動画は、全国高校生手話パフォーマンス甲子園のホームページから御覧いただけます。

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手話スピーチコンテスト

 「第39回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」が9月10日(土)に東京の有楽町朝日ホールで行われました。36回大会以来、録画映像による審査が続いていましたが、今年は、久しぶりに、予選を勝ち抜いた10人による大会でした。本校生徒は、「聾者として社会の一員として~わたしのアイデンティティー~」というタイトルで、熊本地震時の共助、コロナ禍の今のコミュニケーションなど、経験を通して社会にどう働きかけていきたいか話しました。

 熊本聾学校は9番目の発表で、観客の人数制限はあったものの、来賓には佳子内親王のご臨席もあり、とても緊張しました。スムーズな手話でスピーチを始めましたが、途中緊張からかなり手話の動きが速い場面もありました。しかし主張を丁寧に伝えるための、緩急や間の取り方、空間の活用などの練習を重ねた成果が発揮されました。評価に含まれる発表後の質問への回答も、高校生らしく将来への希望に満ち、堂々とした発表でした。

 結果は準優勝。嬉しさももちろんですが、社会へ出て自分を理解してもらい、また聴覚障がい者や手話についてもっと啓発していこうという自信と決意を新たにしました。

 

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