日誌
高等部より
ある日の生物基礎の授業~実物や立体模型の重要性~
「これは、何でしょう?」
正解は、生物基礎で出てくる「バクテリオファージ」の一種です。
大腸菌などの細菌に感染して増殖するウイルスです。
DNA研究の歴史を学ぶ際にでてきます。
ここで、内容については深く述べませんが、点図で描かれるとこのような写真のようになります。
特徴的な形なので分かりやすい方ではありますが、平面図のため奥行きなどは点字使用の生徒たちにとってはイメージしづらいのが現状です。
1枚目の写真のように、立体模型があれば点図のみよりも格段に理解が進みます。
この模型ですが、私物で実はカプセルトイの「ガチャガチャ」の製品。
既習の内容でしたが入手できたため、生徒たちにお披露目も兼ねて「これは、なんでしょう?」クイズを出してみました。
なかなか点図と模型が一致していない様子でヒントを少しずつ出しつつ、徐々に、「あぁ~。あれ!あれ!」「そうあれ!」「なんだっけ」「あれなんだけど・・・えっと」なかなか名前まではでてきませんでした。
でも、一人が教科書から探し始めたら、次々に調べ始め、「あーそうだった。ファージ!」「バクテリオファージ!」あっという間に正解にたどり着いてくれました。
中には「こんな形だったんだ~」という生徒も。なかなか点図だけでは、正しく理解することができていないのだと気づかされ、実物や立体模型の重要性を改めて感じた日でした。
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校長 仲山 加津恵
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