電子科 指導の重点

(ア) 電気回路や電子回路、ハードウェア技術等電子分野における基礎的な知識を体系的・系統的に理解するとともに、半導体技術の進化に対応したデジタル機器等を活用した実験・実習等を通じ、電子計測やロボット制御、通信システム等に関する技術を身に付ける。【知識・技術】

(イ)電子回路の設計・製作や電子機器組立て作業、電気工事等のものづくりに関する学習活動等を通じ、電子分野に関する課題を発見し、職業人に求められる倫理観を踏まえ合理的かつ創造的に解決する力を養う。【思考・判断・表現】

(ウ)技能士や工事担任者等各種国家資格・検定試験へのチャレンジ等を通して、職業人として必要な人間性を育み、よりより社会の構築を目指して自ら学び、工業の発展に主体的かつ協働的に取り組む態度を養う。【主体的に学習に取り組む態度】

令和5年度 進路先一覧

[ 進 学 ]

【私立大学】8名

 九州産業大学 城西大学 崇城大学

【高等専門学校編入】2名

 熊本高等専門学校

【専門学校等】7名

 熊本県立技術短期大学校 熊本電子ビジネス専門学校 湖東カレッジ

 台湾留学サポートセンター

 

[ 就 職 ]

 ANAベースメンテナンステクニクス㈱      ㈱RKKCSソフト

 応用電機㈱熊本工場              ㈱QTnet

 グローリー㈱                 スタンレー電気㈱秦野製作所

 JASM㈱                  ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング㈱熊本テクノロジーセンター  

 ㈱ドゥプロジェクト              平田機工㈱

 不二電気工業㈱                日本電子材料㈱熊本事業所

 ルネサスセミコンダクタマニュファクチュアリング㈱川尻工場

 

 熊本県警察  熊本市(電気)  国土交通省大阪航空局  陸上自衛隊(一般曹候補生)

 

電子科の卒業生の多くは、半導体関連やロボットシステム、さらには通信システム等幅広い業種で活躍しています。

電子科で学ぶ専門科目(新課程)

【 工業技術基礎 】(1年次3単位)

 電子に関する基礎的知識や技術を実験や製作等により体験学習します。

【 課 題 研 究 】(2年次2単位、3年次4単位  計6単位)

 電子に関する課題を設定し、その課題の解決を図る学習をします。その内容は作品製作、調査、研究、実験や資格取得など多岐にわたります。

【 実  習 】(2年次3単位、3年次3単位  計6単位)

 工業技術基礎で学習した内容をさらに応用、深化した内容を学習します。

【 製  図 】(3年次専門コース選択者のみ2単位)

 部品や製品の図面作成を基礎から学びます。また、3DCADソフト&3Dプリンタを用いた作品製作を行います。

【 工業情報数理 】(1年次2単位)

 コンピュータを工業に関する様々な事象を処理する道具として活用できるよう、基本的な仕組みと操作方法、プログラミング等を学びます。

【 電 気 回 路 】(1年次3単位、2年次2単位、3年次2単位  計7単位)

 電気回路に関する基礎理論(直流回路、磁気回路、静電気、交流回路等)を学習します。

【 電 子 回 路 】(3年次3単位)

 電子回路に関する基礎理論(ダイオードやトランジスタなどの半導体素子、増幅回路、発振回路等)を学習します。

【 電子計測制御 】(3年次専門コース選択者のみ2単位)

 身近な事例を通して、シーケンス制御やフィードバック制御、ネットワークを活用した計測制御等について学びます。

【 通 信 技 術 】(2年次専門コース選択者2単位)

 電話回線などの有線通信、携帯電話に代表される無線通信、さらには通信に関する法規について学びます。 

【 ハードウェア技術 】(3年次2単位)

 コンピュータのハードウェアを構成する電子回路や構成、制御について学びます。

【 半導体技術 】(3年次1単位)

 半導体設計、製造、品質管理及び関連デバイスに関する基礎的な事項について学びます。

 

※単位とは、1週間に実施される授業時間をいいます。

(例:2単位ならば、週2コマ授業があります)

 今年度の電子科1年生の時間割です。専門科目は8単位あります。