ようこそマイコン部へ!

マイコン部の活動内容

 マイコン部は,現在3年生6人,2年生6人で活動しています。ジャパン・マイコンカーラリー大会へ出場し,上位入賞を果たすため,日々ロボットカーの製作及び調整に取り組んでいます。

 

マイコンカーラリー大会とは?

 マイコンカーと呼ばれる全自動で走行するロボットカーを製作し,その速さを競う競技のことです。自動運転のミニF1マシンを各自で開発して,どれが日本で一番速いかを競うようなものだと考えればイメージしやすいでしょうか。

  コース上には中央に白線が引かれており,これを光センサで読み取って,搭載されたマイコンが駆動モータやハンドルを制御します。中央の白線を上手に辿っていけば,コースから外れることなく1周する事ができます。

 ジャパン・マイコンカーラリーという大会は,1996年に第1回大会として北海道で開催されて以来,年々競技人口が増加の一途を辿っています。現在では全国で2000人を超えるライバルがいる大きな大会へと成長しました。

  

プログラムについて

 プログラムは「C言語」を使用して組んでいきます。プログラムと聞いて難しそうだと思うかも知れませんが,これまで先輩たちが熟成してきたプログラムを使うことができるので,まずはそのまま使用すると良いでしょう。しかし,このプログラムはF1で言えばパイロットに相当するものです。プログラム次第でアイルトンセナをコックピットに載せることもできるし,シューマッハを載せることもできるようになります。プログラムに興味がある人はここに凝るのもとても面白いと思います。

 

「ものづくり」の魅力

 このマイコンカーを1台製作するのはとても大変です。入部したらまずハンダ付けの練習から始まり,基板に細かい部品を一つ一つハンダ付けしていきます。カーボン板を自動切削するための図面や,3Dプリンタで製作する部品を3D-CADで設計します。それらを組み立てて完成するまで約4,5ヶ月くらいかかります。しかし,組み立ててそれで完成ではありません。そこから高速化していくのがとても大変なのです。それでも,自分がやったことが全て「タイム」として明確に善し悪しが表れるので,ハッキリしている競技です。

 「良いマシン」は高速で走らせてもしっかりとタイヤが食いついて,クイッとコーナーをクリアしていきます。「悪いマシン」は低いスピードでもツルッと滑ってコースアウトしてしまいます。その違いが一見して分かるときもあれば,何が原因か分からないことも良くあります。ものが出来上がっても様々な課題に直面します。それらを一つ一つ自分で解決していき,自分のベストタイムを更新したときの喜びは一言では言い表せないものがあります。

 そしてこれらの活動を通して,基板のハンダ付け等の電子工作,3D-CADを使用した設計,切削加工,3Dプリンタ,旋盤加工,プログラミングといった技術が自然と身についていきます。

 それがマイコン部です。

  

日誌

マイコン部

全国大会の表彰式

 卒業式のときに全国大会準優勝の表彰式が行われる予定でしたが,コロナウィルス感染拡大防止のため,壇上での表彰を行うことができませんでした。

 今回,卒業した後ではありますが,全国大会準優勝という成績を讃え,校長室にて特別表彰式を行いました。

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体育大会が終わり、活動場所が元の部屋に戻ってきました。これで長いストレートからのコーナー進入テストができるようになります。いよいよ大詰めです。

ふと外を見ると、虹がかかってました。1年生と一緒に記念写真!

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