日誌

【土木科】「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本

 「世界津波の日」2024高校生サミットin熊本 9月23日、24日 於:熊本城ホール

 ニュースでも流れましたが、23日、24日に熊本城ホールにて、総勢647名国内高校生313名78校、海外高校生213名43カ国が参加した国際会議に本校からは土木科3年の3名が参加しました。1日目は、3つのテーマで15班に分かれて班別協議が行われ、2日目にその結果を発表後、サミットの宣言を行うという内容でした。

 3名は、「新たな活断層と地震の関係から未来の防災を考える」という題で昨年より課題研究で体験した防災に関する研究成果を発表しました。また、その中でアクションプランとして、「マイライムラインの作成」による予防的避難の必要性について提案しました。

 このサミットは、熊本で起こった熊本地震の教訓を世界へ、そして未来に発信するという目的に開催されました。プレゼンテーションの発表、班別討議などすべて英語で行われるため、9月、10月にかけて英語での発表練習を繰り返し行い、分かりやすくするためのパネル制作などを行い、本番に備えました。お陰で発表も練習通り行うことができ、班別協議も海外の生徒とも円滑にコミュニケーションも取れ、話し合いを進めることができました。最後に宣言として、“KIZUNA”という言葉が示され、熊本に集まった国内外の高校生が地震をはじめとする自然災害に対する防災対策について話し合ったことと、その過程で生まれた高校生同士の絆を世界へ、そして未来に広めるという宣言で終えることができました。土木科では課題研究を通して、2年、3年と南阿蘇、益城町の見学会や球磨川の豪雨災害の復興事業などの見学を行うなど、防災について体験的に学んできました。また、その対策として、先輩たちから受け継いできたマイタイムラインの作成をアクションプランとして発表できたことはとても有意義な大会となりました。3名とも来春大学進学する予定です。今回、国際会議に参加し、発表や海外の高校生との交流を通して、多くのことを学ぶことができました。この経験を今後の学生生活に活かしてくれることと思います。