日誌

【土木科】橋梁メンテナンスVol.2-2

昨年度に引き続き、熊本市道路保全課の皆様と連携し、「橋梁メンテナンス」をテーマに学習と体験を行っています。

 これまでの取り組みを振り返りながら、熊本市が抱える橋梁点検の課題や、市民と協働した維持管理の在り方について学んでいます。


今回は、橋梁点検の意義や基本的な事柄について、専門業者の方から詳細な説明を受けました。

その後、生徒たちは実際に橋梁点検車に乗り込み、橋梁の下側から点検作業を体験させていただきました。

生徒たちは安全帯をしっかりと装着し、橋梁点検車両のパレットデッキに乗車しました。

パレットデッキの操作も体験させていただき、日頃は見ることのできない橋梁の下面の様子を間近で観察することができました。

今回点検した橋梁の床版(しょうばん)の下面には、コンクリートの剥離など、軽微な損傷が見受けられました。

幸いにもこの橋は損傷が少なく、点検は半日で終えることができましたが、損傷が多い場合は完了までに2日間を要するとの説明を受けました。

橋梁の維持管理の重要性を改めて認識しました。


実際に点検車両に乗って橋梁の構造と損傷箇所を確認できたことは、大変貴重な体験となりました。

インフラを支える技術と、安全確保の厳しさを肌で感じることができた有意義な一日となりました。