電気科ブログ

熊本県教育長表敬訪問【第三種電気主任技術者試験合格の報告】

令和2(2020)年2月14日(金)

第三種電気主任技術者試験合格での熊本県教育長表敬訪問

  電気科3年生尾方幸河くんが熊本県の高校生で15年ぶり、球磨工業高校では50年ぶりに第三種電気主任技術者試験に合格したことで、古閑熊本県教育長に合格の報告をさせていただきました。

 当日は、古閑熊本県教育長へ資格取得に向けての取り組みや苦労した点について報告させていただきましたところ、大変温かいお褒めのお言葉をいただきました。尾方君は大変緊張していましたが、高校1年生から取り組んでいたことで経験から学んだことや難関に挑戦し続けることについて堂々と説明していました。

 古閑教育長からも将来に向けて、これからも活躍を期待していますとのお言葉をいただき、大変喜んでいました。

 今回の表敬に当たり、古閑教育長をはじめ県教育委員会の皆様には貴重なお時間をいただき、大変有り難うございました。

 

 なお、西校長は本人を次のように紹介されました。

 本日はこのような名誉ある機会を設けていただきましたことに感謝申し上げます。尾方幸河君が合格した電気主任技術者とは、高電圧を利用する工場や事業所に配置することが義務づけられているものです。第3種から第1種の3種類あり、彼が合格した第3種は一般の事業所が利用する5万ボルト未満を監督することができます。

 試験科目は、理論、電力、機械、法規の4科目あり、科目合格保留制度があるとはいえ、在学中に4科目を制覇することは非常に難関で、特に工業高校生にとっては過酷な試験とされています。

 尾方君は、ここにおります担任の田代教諭の勧めもあり、3年間で4科目に合格することを目標に、1年生の頃からこの資格に挑戦していました。1年生のときは専門の勉強を始めて間もないというこもあり、全く歯が立たなかったようですが、2年時に法規1科目に合格して希望の光が差しました。そして3年時に残る3科目も合格して、本県では15年ぶり、本校では50年ぶりの高校生電気主任技術者が誕生しました。

 電気科の職員みんなで朝・夕・夏休みの課外体制を敷き、バックアップをしたこともありますが、何よりも本人のたゆまぬ努力の成果であり、学校全体でこの快挙を喜んでいるところです。

 尾方君は九電ハイテックという変電所などの電力設備の保全や設計を行う企業への内定をいただいており、資格を活かした活躍が期待されています。

 本校ではこの快挙に続けと、1,2年生も意気軒高しておりますので、このような機会を設けていただいたことは後輩への大きな励みにもなります。

 本日はありがとうございました。

教育長と握手を交わす尾方君。

西校長、田代教諭とともに記念写真撮影。