2022年9月の記事一覧
通学バスについて
本校の登下校では、約4割の児童生徒が通学バスを利用しています。
安心安全に運行していただくため、添乗員の方から日誌や降車時に車内での様子を報告していただいています。
~ある日の日誌から~
「今日も皆さん変わりなく元気でした」
「今日、ステップを座席の足の所に置くと喜んでいました(○○君が使っていたのを僕も~と言っていたので。)」
「乗車するとすぐに本日の学校での様子を話し始め、納得いかないことがあったようで、少し感情的な様子が見られました。思っていることが言えたのか、後半は落ち着かれました」
日誌から、添乗員さんが暖かく子どもたちの心身の様子を観察したり、やりとりをして安定を図られたりしていることが分かり、子どもたちの応援団のお一人なのだなとありがたく感じています。
先日、女児が通園バスに取り残されて死亡するという大変痛ましい事故がありました。そのニュースの翌日、登校後のバス会社朝礼で「取り残すなんて、絶対あり得ない!」と運転手さんが話題に挙げられました。即、運転手さん、添乗員さん、学校職員とで、改めて必ず人数確認・報告を互いに行うことを確認し、念入りに乗車・下車確認・報告を双方で行っています。今後も、子どもたちが安心安全に登下校できるよう、バス会社と学校とで密に連携を図り、事故防止対策をとっていきたいと思います。
文責:荒木(教頭)
職員研修
一人一人の職員が安心して過ごせるよう、あたたかで風通しのよい職場づくりをめざし、夏季休業中に不祥事防止・ハラスメント防止研修に2回取り組みました。
1回目は、すみれ助産院の赤木夏代様を招聘し、アサーションやバウンダリー(距離感)の問題について学びました。職員からは「私が傷ついているのはこれが原因だったのかとストンと自分の中に落ちる感覚だった」「自分の思考パターンを知ることができた」「自分のバウンダリーを大切にすることから始めたい」等の声が挙がっていました。
2回目は、熊本健康・体力づくりセンター健康科学トレーナー主任高野聡 様を招聘し、ペップトークについて学びました。職員からは、「ペップトークをとおしてポジティブ思考の大切さを身にしみて感じた」「ペップトークは自分も相手も気持ちがよくなれる方法だと思った」「自分もしっかり応援したい」「子どもたちに活用していきたい」等の声が挙がっていました。
どちらの研修にも共通していたのは、「自分を理解し、大切にすること」でした。研修をとおして、自分の思考を振り返ったり、最適な伝え方を考えたりすることができ、多くの学びを得ることができました。また、研修後、「○○じゃなく、こんなふうに考えよう、言い換えよう!」「バウンダリーの問題が絡んでいるのかな?」等、意識をして改善しようとする姿も見られています。自分を変えることは、経験を重ねるほど難しく勇気のいることですが、このように軽やかにそして前向きに取り組む先生方の姿を見て感動を覚えました。きっと、子どもたちにもよい影響があると確信しています!
文責:荒木(教頭)