校長室(管理職)ブログ

「めざせ!いいことヒーロー・ヒロイン」

 9月に入り、小学部の教室をまわっていると、各教室に「めざせ!いいことヒーロー・ヒロイン」という用紙が貼ってありました。これは、小学部で9月7日に行った「特別の教科 道徳」の取組です。

 とあるクラスでの出来事ですが、職員がこの授業のことを連絡帳に書くと、保護者の方から次のような返答が書いてありました。

 「ヒーロー週間、小さなヒーローの活躍が楽しみです。家でもお手伝いをいつものようにがんばってくれます。ありがとう、ヒーローです。」

 この連絡帳を読み、とても嬉しくなりました。お家でも進んでいいことをしようとする子供の姿や「お手伝いありがとう!ヒーローだね!すごいね!」と声をかけられている保護者さんの姿が浮かんできました。そして、写真は10月6日に撮ったものです。このクラスでは、ヒーロー週間が終わっても取組を続けているそうです!子どもの姿が「褒められて嬉しい」から、「誰かの役に立つのが嬉しい」「自分ができることは何だろう」に変化しているように思います。

 本校の児童生徒に「考え、議論する道徳」の授業を作ること、「学びを生活に汎化させること」は、とても難しいことだと感じています。授業の目標を達成するには、その時間だけで終結することはありません。学校生活や家庭生活にどう取り入れるか、各職員が自分の中で十分に理解し、日々、児童生徒を指導・支援していかなければなりません。連絡帳を読むと、保護者の方が私たち教師の思いを理解し、御家庭でも協力していただいていることがよく分かります。また、道徳の授業に限らず、子どもたちが学校で学んだことを家庭で話したり試したりする姿を連絡帳に書いてくださることは、私たち教師にとって励みであり大きな喜びとなります。これからも、児童生徒の学びについて分かりやすく伝え、保護者の皆さまと共に児童生徒が成長できるよう指導・支援したいと思います。

「絵手紙コンテストで本校生徒の作品が入選!」

 7月29日(土)に、天草市で開催された「熊本県手をつなぐ育成会大会」に参加してきました。

 「誰もが住み慣れた地域で、安心して暮らせる社会の実現」をテーマとして、記念講演、啓発体験等多彩な催しが行われ、3年ぶりの対面開催により大変賑わいました。

 本大会では「2023『障害のある人もない人も共に生きる熊本づくり』絵手紙コンテスト」の入賞・入選者の発表も行われ、本校高等部1年の青木さんの作品が入選作品10点の中に選ばれました!(出展作品総数249作品)作品は開会式の中でスライドの大画面で紹介されるとともに、会場内にも展示され、多くの人が立ち止まって見ていました。なお、9月以降、熊本県庁内「ふれあい喫茶りんどう」にも展示される予定とのことです。

 育成会大会の開催と本校生徒作品の入選、二重にうれしい出来事でした。おめでとうございます!

 これからも児童生徒の頑張りや豊かな感性、見方・考え方を、様々な形で発表・発信していきたいと思います。(文責:校長 土井)

 

 

モンシロチョウをめぐって・・・

 今、中学部の廊下には、理科の授業で生き物の観察をするために「モンシロチョウのサナギ」がいます。ある日、理科担当の先生方が「イモ虫から観察できるといいな。キャベツから育てると卵を産みつけるかな?でも、時期が・・・」と話し合っていたそうです。それを聞いていた別の先生が、家庭菜園からサナギを捕ってきて観察できるようにしてくれました。

 またある日は、登校すると前日までサナギだったのがチョウチョになっており、生徒達は大喜び!羽化したチョウチョをみんなで校庭に放してあげました。それから毎朝チョウチョになっていないか楽しみに観察する生徒もでてきました。しかし、なかなか孵化する瞬間には出くわせず、「羽化する瞬間をどうにかして見せたいよね」と、中学部の職員だけでなく、機械に詳しい事務職員からもアイデアをもらいました。また、事務長先生がICT支援員さんにその話をして新しいアイデアをもらったりと輪が広がっています。

 またある日は、ひまわりの花壇近くで見つけた「モンキチョウの卵」が、いつの間にか「モンシロチョウのサナギ」の横に置いてありました。

 先生達が子どもたちの成長を願い、一緒に悩んだり、考えたり、さりげなく協力したり・・・。

 本校では、そんなすてきな風景がたくさん見られていることが自慢です!

↑羽化したばかりのモンシロチョウ

カエルの謎

 本校では、児童生徒・保護者との繋がりを深めることを目的に、5月26日(金)に小中学部合同で「スポーツレクリエーション」を行います。

 5月に入り、各学部での練習や合同での練習が始まりました。子どもたちもスポーツレクリエーションが楽しいようで、お家でもその話をしている様子が連絡帳から窺えます。ただ、最近よく連絡帳で目にするのが、

「カエルと言っていますが何ですか?合ってますか?」

「カエルが・・・と説明してくれますが、何かの呪文のようです。どんな競技か当日楽しみにしてきます」

というような文章です。保護者の皆さま、安心してください!合ってます!!分かりづらいネーミングですみません・・・。

「運べ カエル」・・・カエルに見立てたボールを大きな紙にのせてペアで運ぶ競技

「進め カエル」・・・チームでロープを上下にしながらカエルのキャラクターを進ませていく競技

 

 御家族のみなさまと協力して行う競技で、「パパとしようかな」「○○ちゃん来るかな?」と、子どもたちもとても楽しみにしています!当日、晴天の下賑やかな声、笑顔であふれることを想像するとワクワクしますね!保護者の皆さま、当日はぜひ動きやすい服装で一緒に盛り上がりましょう!!また、雨天時は体育館となりますので、運動ができるシューズの準備をお願いします。

 

 ちなみに、なぜカエル推しかというと、田んぼに囲まれた本校には、たくさんのカエル達が遊びに来ます。そこで、カエルが本校のキャラクターになりました。キャラクターは保護者の松本様に描いていただき、ただいま名前を児童生徒に募集中です!(上のイラスト)

<晴れの日のプログラム>

 

<雨の日のプログラム>

高等部の新校舎内覧会

 高等部拡充工事が7月から本格的に始まり、高等部が小中学部校舎に移転してから約7ヶ月が経ちました。高等部通学バスを待っている生徒たちが、工事の進捗状況を見ながら「校舎が大きくなったね」「校舎内はとてもきれいそうだね」「私たちの教室はどこになるんだろう」と話しながら、高等部校舎の完成を楽しみに待っていました。2月に高等部校舎の拡充工事・点検が終わり、ついに新しい高等部校舎と実習棟が完成しました!

 新しくなった高等部校舎と実習棟を地域のより多くの方々にも見ていただきたいと思い、3月6日(月)に内覧会を企画しました。内覧会のお知らせは、やまがメイトでの発信の他に、鹿本市民センターひだまりや郵便局、高等部校舎近隣の商業施設等にポスターを掲示していただいたり、近隣にお住まいの方々にチラシを配付したりしました。

 3月6日(月)当日は、なんと33人という、多くの方に来ていただき、新しい校舎、実習棟を見ていただきました。「きれいですね」「明るいですね」「木がたくさん使われていますね」など、多くの感想を持たれたようでした。

 いよいよ4月から、期待と希望を胸に、新しい高等部がスタートします。新入生も入学します。高等部の生徒たちが、より充実した学校生活を送ることができるよう努めていきます。4月から、よろしくお願いします。

 

文責:瀧口(教頭)

多目的ルーム

実習棟

実習棟2階