校長室(管理職)ブログ

校長室(管理職)ブログ

つながる歌声の輪

 2月28日(水)に山鹿小学校6年生による本校校歌音源贈呈式が本校体育館にて執り行われました。

 本校は、令和3年に開校し、それまで山鹿小学校や鹿本小学校等、菊鹿地区にある小中学校に通っていた児童生徒が多く在籍しています。そんな御縁もあり、今回は、山鹿小学校6年生のみなさんに本校の校歌音源をCDに作っていただき、交流会をすることになりました。

 事前学習では互いの学校のことを知る機会を設け、関心を持って当日を迎えました。居住地校交流をした友達から山鹿小学校にも好きなアニメのキャラクターが一緒の友達がいることを聞き、会えることを楽しみにしている児童や兄弟、知っている友達や先生に久しぶりに会えるのを楽しみにしている児童生徒がいました。

 当日は、初めに山鹿小学校のみなさんに本校校歌を披露してもらいました。歌詞の意味をよく考えて理解し、情感たっぷりに歌う歌声に本校の児童生徒もしっかりと聞き入る様子が見られました。歌唱を録音したCDの贈呈を受けた後、山鹿小学校のみなさんと一緒に本校の児童生徒も校歌を歌いました。本校の児童生徒は「校歌ダンス」を踊りながら歌ったのですが、山鹿小学校のみなさんも、その場で覚えて踊ってくださり、両校の子どもたちに自然と笑みが・・・。わずかな時間でしたが、つながりを感じました!

 そして、ピアノを伴奏してくださったのが、本校同窓生(菊池支援学校山鹿分教室1期生)の向さんでした!向さんは、現在、山鹿小学校の教員業務支援員として働いていらっしゃいます。向さんは、本校校歌の歌詞で「『自分らしさを見失わないで 自分を信じて歩いて行こう』の部分が好きで共感した。」ということを話してくださいました。それは、ピアノが好きである、もっと学びたいという自分の夢を諦めずに進路を選択し歩んできた向さんらしい言葉で重みを感じました。また、「ピアノリサイタルを開き、多くの方に恩返しをしたい」という夢を実現するために、働きながら毎日1時間のピアノ練習を欠かさないという努力し続ける姿は、多くの後輩達の道標となったことと思います。

 山鹿小学校のみなさん、向さん、すてきな時間をありがとうございました。

 同じ山鹿地域で学ぶ、未来を共に創る子どもたち。今後もお互いのことを知り、高め合う関係を作っていきたいと思います。

(文責 教頭荒木)

【管理職ブログ】 「ホームページ100,000アクセス達成! + 年頭の所感など」

 

令和6年1月31日、開校から2年10か月にして、本校ホームページへのアクセス数が100,000回を超えました。多くの方々に本校の教育活動の様子を閲覧いただき、大変うれしく思います。これからも、旬の情報をお届けしていきたいと思います。

 今年は、年明けに能登半島地震という大きな災害がありました。尊い命を失われた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様にお見舞い申し上げます。8年前に熊本地震を経験した者として、被災地域の一日も早い復旧・復興を心からお祈りします。また、被災された方々と地域に心を寄せ、できることを少しでもやっていきたいと思います。

 さて、校長室には、児童生徒の作業製品や子どもたちが放課後児童クラブで作った作品などを掲示していますが、今年は私も月ごとに作品をつくってみることにしました。1月は、昇り龍のように飛躍の年になるようにと願いを込めて、今年の干支である「辰(たつ)」を折り紙で作りました。2月は「おひなさま」を飾ろうと、切り絵を作りました。令和の「ジェンダーフリー」ひな飾りとして、お内裏様をピンク、お雛様をブルーの色紙で作っています。無心に手を動かしていると心が落ち着き、配色やレイアウトを考える時は心が躍ります。来月も、季節と学校、地域にちなんだものを考えてみたいと思います。

                                            (文責 校長土井)

野球しようぜ

 1月12日に大谷翔平選手寄贈グローブのお披露目をしました。

 土井校長先生の大谷選手に関する話とクイズを興味津々に聞く姿や、嬉しそうにグローブを受け取る姿が見られました。翌日の連絡帳には、クイズで知った大谷選手の飼っている犬の名前を家族に教えたり、グローブを受け取ったことを大喜びで家族に伝えたりする様子が記載されていました。

 また、日替わりでキャッチボールやティーボール等をクラスで楽しんでいます。グローブを初めて触る児童も多く、利き手にグローブをはめてみたり、グローブでボールを掴むのが難しかったりとする姿が見られましたが、目を輝かせて何度もチャレンジしていました!また、子どもたちもですが職員も一緒になって歓声を上げている姿が印象的でした。

 これらの姿から、子どもたちがワクワクドキドキすることを経験できる機会をたくさん作り、チャレンジを後押しし、大谷選手のように好きなことを追求できる子どもたちを育てていけたらと思いました。

(文責 教頭荒木)

「めざせ!いいことヒーロー・ヒロイン」

 9月に入り、小学部の教室をまわっていると、各教室に「めざせ!いいことヒーロー・ヒロイン」という用紙が貼ってありました。これは、小学部で9月7日に行った「特別の教科 道徳」の取組です。

 とあるクラスでの出来事ですが、職員がこの授業のことを連絡帳に書くと、保護者の方から次のような返答が書いてありました。

 「ヒーロー週間、小さなヒーローの活躍が楽しみです。家でもお手伝いをいつものようにがんばってくれます。ありがとう、ヒーローです。」

 この連絡帳を読み、とても嬉しくなりました。お家でも進んでいいことをしようとする子供の姿や「お手伝いありがとう!ヒーローだね!すごいね!」と声をかけられている保護者さんの姿が浮かんできました。そして、写真は10月6日に撮ったものです。このクラスでは、ヒーロー週間が終わっても取組を続けているそうです!子どもの姿が「褒められて嬉しい」から、「誰かの役に立つのが嬉しい」「自分ができることは何だろう」に変化しているように思います。

 本校の児童生徒に「考え、議論する道徳」の授業を作ること、「学びを生活に汎化させること」は、とても難しいことだと感じています。授業の目標を達成するには、その時間だけで終結することはありません。学校生活や家庭生活にどう取り入れるか、各職員が自分の中で十分に理解し、日々、児童生徒を指導・支援していかなければなりません。連絡帳を読むと、保護者の方が私たち教師の思いを理解し、御家庭でも協力していただいていることがよく分かります。また、道徳の授業に限らず、子どもたちが学校で学んだことを家庭で話したり試したりする姿を連絡帳に書いてくださることは、私たち教師にとって励みであり大きな喜びとなります。これからも、児童生徒の学びについて分かりやすく伝え、保護者の皆さまと共に児童生徒が成長できるよう指導・支援したいと思います。

「絵手紙コンテストで本校生徒の作品が入選!」

 7月29日(土)に、天草市で開催された「熊本県手をつなぐ育成会大会」に参加してきました。

 「誰もが住み慣れた地域で、安心して暮らせる社会の実現」をテーマとして、記念講演、啓発体験等多彩な催しが行われ、3年ぶりの対面開催により大変賑わいました。

 本大会では「2023『障害のある人もない人も共に生きる熊本づくり』絵手紙コンテスト」の入賞・入選者の発表も行われ、本校高等部1年の青木さんの作品が入選作品10点の中に選ばれました!(出展作品総数249作品)作品は開会式の中でスライドの大画面で紹介されるとともに、会場内にも展示され、多くの人が立ち止まって見ていました。なお、9月以降、熊本県庁内「ふれあい喫茶りんどう」にも展示される予定とのことです。

 育成会大会の開催と本校生徒作品の入選、二重にうれしい出来事でした。おめでとうございます!

 これからも児童生徒の頑張りや豊かな感性、見方・考え方を、様々な形で発表・発信していきたいと思います。(文責:校長 土井)