2025年7月の記事一覧
MIT JAPAN STEAM WORKSHOP25に鹿本高校生が運営アシスタントとして参加しました!
7月27日(日)にMIT JAPAN STEAM WORKSHOP25が山鹿市鹿央町のYAMAGA BASEにて開催され、鹿本高校生が運営アシスタントとして参加をしました。
このイベントは、米国のトップ大学の一つであるMIT(マサチューセッツ工科大学)の卒業生や現役生が小中学生にSTEAM(Science, Technology, Engineering, Art, Mathematics)の魅力をワークショップ形式で伝えるというもので、今年度は東京、福岡、そして山鹿(!)で行われました。今日のイベントには、山鹿市内、熊本県内各地、また県外から60名の小中学生が参加をしました。
(イベント開始前にMITからの参加者とお互いに自己紹介をする鹿本高校生)
午前中は、DNA抽出実験が行われました。子どもたちは、どうすればDNAをうまく抽出できるのか先ずは一人で考え、その後ペアで意見を交換し、実際に考えたやり方を試しました。その後、モデルとなるやり方を示し、もう一度DNA抽出を行いました。いきなりやり方を教えられ、それをただなぞるのではなく、一度自分たちで考え、その後正しいやり方を学ぶことで、子どもたちは、深い理解を得ていたようでした。鹿本高校生は、子どもたちを席に案内したり、ごみをかたずけたり、備品を配付したりして、イベントの円滑な進行に貢献していました。
(ワークショップの運営アシスタントをする鹿本高校生)
午後は、Egg Dropが行われました。これは与えられた材料で、高所から卵を落としても割れない保護装置を作成し、実際に高い所から卵の入った装置を落としてみて、中の卵が割れなかったかどうか実証実験をするという取組です。子どもたちは、それぞれのグループで熱く意見を交わし、卵保護装置を作成していました。発想は大人と変わらず、衝撃の吸収や空気抵抗を利用しての落下速度のコントロールの2点を考えていて感心しました。結果は11グループ中8グループが成功(割れなかった)していました。鹿本高校生も飛び入り参加をし、トップバッターで試技をしましたが、結果は・・・残念、割れてしまいました。このワークショップの意義は、割れたかどうかよりも、なぜその構造にしたのか、成功した(しなかった)要因は何かを考えることでした。また、この実験を火星探査機を着陸させるミッションと結びつけて説明してあり、ただ楽しく実験をしたのではなく、現実の課題との関係性にも言及し、意義を伝えていたところは、鹿本高校におけるSTEAM教育にとっても、大変学ぶところが多いと感じました。
(卵保護装置の作成風景) (約6mの高さから落下させます)
(各班の卵保護装置のお披露目!) (落下!) (残念・・・割れてました)
今回のイベントへの参加は、イベントに協賛された鹿本高校同窓会様、YAMAGA BASE代表にして本校SSH運営指導委員の中原様、日本MIT会様のご厚意により実現いたしました。厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
(スタッフの皆様との記念撮影)