保健室ブログ

3学年性教育講演会がありました

6月16日(木)、慈恵病院の竹部智子看護部長さんを迎えて性教育講演会を開催しました。

熊本県の「思春期保健教育講演会」の事業の一環で、講師として来てくださいました。

 演題 「未来ある君たちに伝えたいこと」

看護の仕事の歴史、性とは、生まれるまでの奇跡、思春期の心と体、慈恵病院の成り立ちから「こうのとりのゆりかご」の取り組みなど、幅広い知識と経験を元にお話をしていただきました。暑い中講演をしてくださり、ありがとうございます。生徒たちの感想からも分かるように、とても貴重な時間でした。

【生徒の感想から】

 〇今日の講演を聞いて改めて自分が生まれてきたのは本当に奇跡なんだと思った。そして世の中には妊娠のことや出産のこと、その他にも出産後の事で悩んでいる人が沢山いるということがわかりました。その悩んでいる人のために慈恵病院さんは相談にのって沢山の人を救ってこられていてすごいと思いました。その他にも性行為をする際の大事な事などを知れたので今後に活かしていこうと思いました。(男子)

〇赤ちゃんポストの扉を一度締めたら開けれないことを知って、赤ちゃんをそこに入れるのは相当の覚悟が必要なんだと思いました。赤ちゃんポストに反対の意見もありますが、一人でも赤ちゃんを救いたいという気持ちは私も同じでした。(女子)

〇慈恵病院の”こうのとりのゆりかご”や”内密出産”は賛否があるのかもしれませんが、私は亡くなる命を減らすためにも必要だと思います。もちろん妊娠を望んでいないなら、まずはしっかりと避妊をすることが大切です。中絶にはならない緊急避妊剤があることは初めて知りました。私は将来子どもがほしいので、そのためにも自分の体を大切にして、避妊などのことを知っておく必要があると思いました。また、自分を産んでここまで育ててくれた親に感謝して過ごさなければならないなと思いました。(女子)

〇もし望まない妊娠が起きたら女性の方が苦しむしつらい思いをするとわかりました。
まだ自分たちは自分で責任が取れる年齢ではないと思うので自分で責任が取れる年齢になるまでは無責任な行動はしてはいけないと思いました。(男子)

〇将来産科で働けたら良いなと思っていたので産科の看護師の方の話を聞けて良かったです。最後のビデオは、子供を早くに亡くされたお母さんの気持ちがとても伝わってきたし、お母さんたちは子供のことをいっぱい考えてくれているんだと日頃の生活を思い返して実感してお母さんへのありがたみを感じました。(女子)

〇最後のメッセージムービーが一番心に残った。特に、「亡くなった命は帰ってこない」という言葉は心に刺さった。命があることは奇跡だと思い。育ててくれた親に感謝をし、自分の命を大切にしていきたい。(男子)