「ひと・もの・資源の宝庫」上天草で未来を切り拓くリーダーの育成
K#Amax活動報告!「ゼロからイチを創り出せ」
上天草プロジェクトⅠ~地域理解講座①~
今日の上天草プロジェクトⅠは地域理解講座。
「まち・ひと・しごと創生総合戦略について」
上天草市企画政策部企画政策課 地方創生係長 鬼塚 正二 様に起こしいただきました。
地方創生とは何か。人口減少がもたらす影響を交えながら地方創生の必要性、また上天草市がどのような取組を行っているかについて具体的にお話しいただきました。
人口減少がもたらす影響として、経済成長、産業、社会保障、地域にマイナスの影響を及ぼし、その克服のために地方創生があります。上天草市では、総合戦略の考え方として、①新しい人の流れを作る、②安定した魅力ある雇用を創出する、③市民の結婚・出産・子育ての希望をかなえる、④魅力的な地域をつくり、安心で快適な暮らしを創出する、という4つの方針があります。これらを軸に観光地としての開発や動画などの広告制作に取り組まれています。
また、地方創生のヒントとして、①EBPM、②付加価値を生み出す、③ターゲットを明確に!、④世界にも目を向ける、⑤時代は変わっていく、という5つの観点からお話をいただきました。生徒には「上天草のことを知った上で、日本、世界のことを知り、上天草の良いところを見つけてほしい」とエールを送られました。
コンソーシアム委員会①が開催されました。
本研究を主体となって推進する「コンソーシアム委員会」。
地域と学校の窓口として、カリキュラムについて意見をもらったり、地域と生徒をつなぐ役割を担ってもらいます。
地域協働だより第4号
本校が取り組んでいる「地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)」。
カリキュラム開発等専門家の元田先生による『地域協働だより第4号』が発行されました。
事業の内容やねらいについて紹介しています。
地域の皆様へ活動の様子を紹介するとともに、全国へ上天草高校の活動の様子を発信していきたいと思います。
運営指導委員会①開催
今年度1回目の運営指導委員会を開催することができました。
運営指導委員会では、「本研究の指導、経過の確認、結果の評価」を行うことになっています。
今年度の運営指導委員は、
堀江 隆臣 氏(上天草市長)
荒木 朋洋 氏(東海大学九州キャンパス長)
足立 國功 氏(熊本県産業教育振興会会長、熊本ソフトウェア(株)代表取締役社長)
田中 尚人 氏(熊本大学 熊本創生推進機構 地域連携部門 准教授)
松冨 浩之 氏((株)熊本日日新聞社 上天草支局長)です。
研究協議では、田中准教授に座長をお願いし、活発な意見交換ができました。
上天草プロジェクトⅡ~班別:市場調査~
今日の上天草プロジェクトⅡは班別活動。
ある班は「携帯電話に関する意識調査がしたい。」とフィールドワークに出かけました。
この班のように、積極的に活動できる班が増えることを期待します。
地域起業研究~アイデアの発想~
本日は「商品コンセプトの立案」について学びました。
商品コンセプトのキーワードは、「ターゲット」「シーン」「ベネフィット」です。
ターゲット:誰が使うのか
シーン:どのような場面で使われるか
ベネフィット:どのような価値や便益を提供するか
この3つのキーワードを元に商品開発がされています。
【簡便指向の主婦】
+
【ほこりが気になるあらゆる場面】
+
【水なしで気軽に雑巾がけができる】
↓
『クイックルワイパー(床ふきモップ)』
キーワードが分かっても、なかなかアイデアの発想にはつながりません・・・。
そこで、そこでたくさんの意見を出し合い、その中からヒントを見つけてみましょう!
~ブレーンストーミング~
複数人でアイデアを出し合い、ユニークで新しいアイデアを生み出すことを目的とした会議手法のひとつ。
自由な発想・意見を付箋に書き出し整理します。
ルールは、「自由奔放」「批判禁止」「質より量」「便乗発展」の4つだけ。
~KJ法~
貼られた付箋をグルーピングし、タイトルを付けます。そのグループの関係性を作図し、文章化しまとめていきます。
~アイデアマップ~
紙の中心に書かれた具体的なテーマをもとに、関連した1次キーワードを書いていきます。次に1次キーワードに関連した2次キーワードを書いてアイデアをどんどん膨らませていきます。
~水平思考~
論理や常識にとらわれず、様々な視点から考えることから新しい発見が生まれてきます。
○代用:別のモノでかわりができないか。
○結合:これまであったモノを組み合わせることができないか。
○逆転:これまでの常識を打ち破れ。
○除去:これまでのモノから外してみよう。
○強調:特化して突き詰めてみよう。
○並べ替え:順番を変えてみよう。
たくさんのアイデア発想法を学んだ生徒たち。
ペアやグループを組んでブレーンストーミングを行ないました。
各自、宿題で考えてきたアイデアに対して付箋を貼って意見を出し合います。
グループのなかには、付箋を貼るよりも次々と意見が出てくるところもありました。
またアイデアマップに挑戦しているグループもいたようです。
中心に書いたテーマからたくさんの枝分かれしている図を描いていたところも。どんどんアイデアが浮かんできたようです。
ペアやグループで話し合いを進めながら、きっとより良い商品が開発されてくれそうな予感がします。
広報特派員~委嘱状交付式~
1・2年生の有志8人が広報誌「広報上天草」の特派員として、上天草の魅力を発信します!
2016年度から上天草市より要請されて今年度で5年目。2ヶ月に1回ペースで、広報上天草の裏表紙を担当しています。
生徒は、学校の特色や取り組みを中心に、テーマ設定から取材や執筆、レイアウトまで担当しています。
若者目線で地域の魅力を発信することもテーマで、上天草のスイーツ店への取材や実食、漁業関係への取材を行なったことも。
今年度の特派員も、上天草の魅力をたくさん発信したいと頑張ってくれそうです。
地域の皆様。特派員が取材でお邪魔させていただくときは、宜しくお願いします。
上天草市長堀江様より委嘱状と激励のお言葉をいただきました。
特派員の皆さん。上天草の魅力をたくさん発信してください!
上天草プロジェクトⅠ~課題発見~
上天草プロジェクトⅠの活動が体育館で行なわれました。
本日のテーマは「課題を見つける」
各グループに分かれて、上天草での生活の中で困り感や問題点について意見を出し合いました。
各グループにホワイトボードを準備し、生徒が感じる困り感や家族の困り感などを付箋に書き出してホワイトボードに貼り付けます。
書き出した付箋をグループに分け、課題を絞っていきます。
そのなかから、それぞれのグループが取り組むべき課題が何であるかを話し合っていきます。
生徒たちは初めての取り組みで、最初はなかなか意見が出なかったように見えました。
しかし、1人の意見がきっかけで、私もそうだったと思いだし、次から次へと積極的に意見を貼り付けてました。
日常には当たり前の生活過ぎて、なかなか「困り感」を感じないものです。
しかし、自分の生活を振り返ってみると、課題はたくさん見つかるものなんですよね。
本日発見した課題を中心に、課題解決に向けて研究を深めていきます。
地域起業研究~市場調査~
本日の地域起業研究。テーマは「市場調査」です。
お客様を幸せにする商品を開発することが目標で取り組んでいます。
先週からの宿題として、商品開発のアイデアを考えてきてもらいました。
家族にインタビューをして、新商品のイメージが出てきました。
でも、その商品は本当に求められる商品なのでしょうか?
例えば、新しいお土産作りを考えた場合..
「既に同じようなモノはないの?」「どんな人に買って欲しいの?」「観光客って、どんな人たちをターゲットにしているの?」「いくらで売るの?」などなど、実際に商品を開発するためには、たくさんの課題をクリアしなければなりません。
そこで、お客のニーズを的確かつ詳細に把握し、ニーズを満たす商品を開発するために市場調査を行ない、テーマの証明または修正が必要になります。
市場調査では、商品市場と消費生活に関する情報の収集・加工・分析をおこない、
①アイデアの評価
②アイデアの創出
③開発の意志決定
などを行ないます。
今日の授業では、生徒が考えたアイデアに対して、他の生徒から貴重な意見をもらい改善策を考えるワークショップを行ないました。
生徒たちは、アイデアに対する疑問点や意見を付箋に書き込み、アイデアシートに貼り付けていきます(アイデアの評価)。
回収したアイデアシートに貼られた付箋を確認し、改善策や今後の見通しを考えます(アイデアの創出・開発の意志決定)。
たくさんの付箋が貼られている生徒もいましたが、それは今後の展開次第ではこれまでにはない新商品が開発されるかもしれません。
貴重な意見を分析し、バリュープロポジションを追求した商品を開発しましょう!
地域起業研究~商品開発の基礎~
「上天草の特性を活かした新商品の開発」をテーマに地域起業研究の授業が行なわれています。
前回は授業の内容について説明が行なわれましたが、今回は商品開発に必要なキーワードをもとに進められました。
キーワードは「商品開発の主役はお客様」。
商品開発は、お客様を幸せにする手段として、何を商品として開発するかが重要になります。
誰に向けての商品開発なのかを設定するためには、「バリュープロポジション」と「ブルーオーシャン」考え方が大切になります。
バリュープロポジションとは、顧客がお金を出してでも購入したい理由。
顧客は「自分が欲しい」という商品に「その商品しかない」という自社だけが提供できる魅力を加えることが大切なのです。
商品開発では、顧客がお金を出す理由を創り出さなければなりません。
ブルーオーシャンとは、ライバルのいない海(市場)ということ。
みんなが欲しがる商品は、みんなが売りたがります。
多くの企業が参入し、ライバル達と激しい競争(レッドオーシャン)が生まれます。
そこで、新たな顧客に対して、ライバルが提供できない価値を創り出すことが重要になります。
ブルーオーシャン戦略では、みんなにうけるモノではなく、
①ターゲットを絞る
②今あるモノから何か減らす
③今あるモノに何か加える
といった、「今までにない」「他には提供できない」モノを考える必要があります。
例えば、新しいお土産を開発するとしても、既存の商品にまねたモノでは魅力を感じません。
この授業では、新しい魅力を創り出すことが大切になるんですね。
上天草プロジェクトⅠ~探究活動とは~
新1年生に対する「上天草プロジェクトⅠ」のオリエンテーションが行なわれました。
生徒が考える進路や地域活性化について、理想と現実を考え、実現に向けて探究活動を行なうこの授業。
今回は「アンパンマン」に登場する「ばいきんまん」に置き換えて説明されました。
思う存分いたずらをしたい理想のなか、現実はいたずらの途中で必ず邪魔(アンパンマン)が入ってくるので、理想を現実化することができません。
では、どうやったら理想は現実化するでしょうか?
アンパンマンを打ち負かすために「情報を集める」ことも大切でしょう。
アンパンマンの弱点について、分析・整理することも大切でしょう。
アンパンマンを倒すための作戦をたて、実際に戦うことになるでしょう。
しかし、何度もアンパンマンに倒されます。
倒されたことを反省し、振り返りや考え方を更新することも大切です。
こういった「探究活動」を繰り返していくことが重要なんです。
いつか、ばいきんまんの理想である、思う存分いたずらができるかもしれませんね...。
と、生徒が知っているキャラクターで「上天草プロジェクトⅠ」で授業の内容について説明されました。
生徒たちは、時々笑い声を上げながら、授業への関心を高めていきました。
この授業では、
①課題の設定
②情報収集
③整理・分析
④まとめ・表現
⑤振り返り・考えの更新
の5つの繰り返す『探究活動』が重要になってきます。
社会の急激な変化、将来がどのように変化していくのか答えはありません。
誰も解決したことがない新しい課題があふれています。
自らが課題を見つけて情報を選び取り、知識を活用し、他者と協働しながら解決していく力が必要です。
探究活動ではその力を身につけることができます。
3年間の探究活動を通して、社会の急激な変化に対応するための、
『課題設定』『情報収集』『整理・分析』『まとめ・表現』する力を身につけられるよう、
1年生の皆さん。頑張ってください!
『上天草プロジェクトⅡ』も動き出します!
昨年度、実施した「上天草プロジェクト」。
今年度は、1年生は「上天草プロジェクトⅠ」、2年生は「上天草プロジェクトⅡ」としてスタートします。
本日は、2年生の上天草プロジェクトⅡにお邪魔しました。
上天草プロジェクトⅡの内容としては、昨年度のビジネスプラングランプリに応募した各班のアイデアを実現するためにやるべきことを再確認します。地域の方々の協力をいただきながら、実際に行動を進めていきます。
また、昨年度学んだ研究手法をもとに、新しいテーマを設定するグループも出てくるかもしれません。これまで研究を薦めていったなかで、新たに見つかった上天草の課題について、解決に向けたアイデアを研究していきます。
今後の方向性について、グループごとに意見を出し合い、今後の活動について協議しました。
今年度も地域の方々のご協力をいただきながら進めていくこの授業。「ひと・もの・資源の宝庫」上天草で未来を切り拓くリーダーが生まれて欲しいです。
学校設定科目『地域起業研究』
上天草高校では、学校設定科目といって学校独自の授業が行なわれます。
2年普通科(普通コース・特進コース)の生徒を対象にした『地域起業研究』という授業です。
昨年度から実施しております『地域との協働による高等学校教育改革推進事業(地域魅力化型)』の流れを組んでいます。
本日は、その授業についての説明が行なわれました。
「ひと・もの・資源の宝庫」上天草で未来を切り拓くリーダーの育成をテーマに、自ら起業して職を創り出すことを学びます。
この授業の柱は、
①商品開発と流通
②デジタルコンテンツの作成(動画作成・編集)
③Webページの作成(地域企業のWebページ作成)
としています。
特に①商品開発と流通では、
「上天草の特性を活かした新商品の開発」がテーマになっています。
新しい商品を開発することや既存商品の改良、新用途の開拓などアイデアはたくさんありますが、
『ニーズ』を『ウォンツ』に変えることが大切です。
ニーズを満たす商品は消費者は欲しがる=買う!
そのような商品の開発を目指します。
また、今回の授業では『有用性』と『収益性』のお話しがありました。
有用性...ニーズを満たす度合い
収益性...利益を上げる度合い
消費者が満足する商品を作り続けるためには、ある程度の利益を得ることができなければならない。継続し続けるためには利益が必要であることをお話しされました。
この授業では、よりビジネスの考え方が重要になってきます。
学校生活だけでなく、高校生目線のアイデアだけでなく、社会・経済・消費等の動向(マクロ環境)や競合企業や顧客の状況(ミクロ環境)を把握することも大切になります。
なかなか難しいことを勉強していきますが、コロナウイルスなど影響により、世の中は激しく動いています。
その世界で生きていくために必要な力を、この授業で身につけて欲しいと思います。
令和2年度の活動スタート「上天草プロジェクトⅠ」
研究指定2年目を迎えました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当初の予定を変更する必要がありますが、しっかりと活動していきます。
さて、今回は1年生全員が履修する「上天草プロジェクトⅠ」の様子をご紹介します。
今日は第1回目ですのでオリエンテーションを実施しました。
感染症拡大防止のため、座席には工夫が必要です。
1年生もしっかりとメモを取ることができるようになってもらいたいと思います。