2015年7月の記事一覧
平成27年度 生徒会通信 第2号
6月13日(土)に開催された熊本県教育委員会が主催する「心のきずなを深めるシンポジウム」に、3名の生徒会役員が参加しました。以下は、参加した3名の感想です。感想を読んで、皆さんも「心のきずなを深める」ということについて一緒に考えてみませんか。
・小城くん
ある議題が、このシンポジウムの中で挙がりました。それは、「なぜいじめられていることを周りの人に相談できないのか」というものです。色々な意見が挙がっていた中に、「自分がいじめられていることを知らせて周りの人に気をつかわせたくない、心配をかけたくない」や「周りがちゃんと返答してくれるのかどうか」というものがありました。また逆に、「なぜ相談できたのか」という議題では、「周りに信用できる友人がいたから」という意見がありました。
これを聞いていて私は、いじめられていると答えた人の周りに信頼できる人間がいるかどうか、というのが相談できるかできないかの違いなのではないかと感じました。特に、信頼できる友人が1人でもいると、気持ちが落ち着いて話ができるのではないでしょうか。その信頼できる友人がいるかどうかで、いじめられている人の孤独感がなくなったり、あるいは和らいだりするのだろうと思いました。
・松岡くん
現在のいじめはSNS上で行われることが多く、それらの内容は言葉による暴力とも言えます。暴力が犯罪に繋がるように、いじめは犯罪に繋がります。全ての人がこの事実を知っておくべきだと思います。
今回のシンポジウムに参加して、いじめは誰にも起こりうることなので、いじめの早期発見やいじめられている人の心のケアが大切だと思いました。もし、いじめが起こっているのを見て見ぬ振りしている人は、いじめが起こっていてもいいのかを自分自身に問いかけてみてください。
・園田くん
各小学校のいじめをなくす取り組みとして、ある小学校では、「人権委員会」を設けて、各学級でいじめをなくすための意見を出し合い、委員会で標語を作成している、という発表がありました。私は、今までそのような具体的な取り組みを経験したことがなかったので、ぜひ全国の学校で参考にしてほしいと思いました。
熊本県高校生 いじめ防止等のための対策への提言1 いじめの防止 ・互いに認め合い尊重しあうべきである。 ・SNSやネットの良識ある利用を心がけるべきである。 2 いじめの早期発見 ・定期的なアンケートを実施し、いじめを見逃さない環境を作り、不快なことがあれば、すぐに相談するようにするべきである。 3 いじめへの対処 ・いじめがあった場合は、自分たちのことと捉えて解決に向けて行動すべきである。 ・気軽に相談できるような、生徒主体の委員会等を設置する必要がある。 4 その他 ・心から話せる友達を作れるような行事を目指し、先生、PTA、地域の人々と連携して、いじめ問題に取り組んでいく必要がある。 平成27年度「心のきずなを深めるシンポジウム」高校生代表 |