健康教育室アーカイブ

2018年7月の記事一覧

ハート 夏休み明けの心理学

~本校のスクールカウンセラー疋田先生から、皆さんへのメッセージです~

夏休みって、小学生とか中学生の頃はとても楽しみだった気がします。それが高校生になると、夏休みに入ったはずなのに、課外が始まり、何だか休みに入った気分にならない、そんな経験が僕にもあります。

そして夏休み明け。やったー、やっと学校が始まる、嬉しい〜!

ってなる人はあまりいないでしょう。

それよりも、あー気が重い、またあの日々が始まるのか、と憂鬱になる人が多いような気がします。

そんな人たちのために、今回は夏休み明けにちょっとでも楽に学校に行ける方法を伝えたいと思います。

    先を見すぎない。

次の冬休みを考えるなんて長すぎます。気が遠くなります。それは憂鬱になるでしょう。9月に12月を考えてはいけません。まずは9月。まずは1日です。1日終わってから次の日を考えましょう。

一つだけポイントは、嫌なことがあった時ほど1日をちゃんと終わらせること。明日は別の日です。

    日々の楽しみを作る

大きな楽しみでなくていいです。ライブに行く、旅行に行く、そんな大きな出来事は1年のうちで12回あれば良いほうです。

毎朝この音楽を聴く、今日はこの漫画の発売日、100均で面白い商品を見つけた、このドラマを毎週観る、Youtubeのお気に入りのチャンネルの更新を日々楽しみに待つなど。小さな日々の楽しみを積み重ねていきましょう。

    やる気スイッチを入れる

自分のやる気スイッチがどこにあるか知っている人は良いですが、多分ほとんどの人は知らないと思います。探しましょう、もしくはやってみましょう。人間は行動してから考えるものです。やり始めたら止まらなくなることだってあるでしょう。

もし、どうしてもやる気が出ない、スイッチが見つからない人のために、一つだけいい方法があります。作りましょう、やる気スイッチ。

バカバカしいけど意外と楽しくなってやる気も出るかもしれませんよ。




    スクールカウンセラー 疋田 忠寛