高等部通信

2019年11月の記事一覧

交流及び共同学習➁ ~芦北高校~

 11月25日(月)に、今年度第2回目の芦北高校との交流及び共同学習を行いました。今回は、農業科の8人の生徒が来校してくれました。本校高等部では、2週間前からボウリングや玉入れといった、ボールを投げたり転がしたりするゲームに取り組んで来ました。交流当日のゲームは「筒倒し」。チームごとのエリアに並べられた筒に向かってボールを投げて倒し、倒れた筒の中に入っているカラーボールの数の合計を競うゲームです。本校の生徒は、直接ボールを投げたり、ゴムを利用した発射台の紐を引いてボールを飛ばしたりと、それぞれ得意な方法で取り組みます。芦北高校生は、少し遠い距離から投げることにしました。各チーム2人組になり、4戦行いました。芦北高校生が投げるボールの勢いが凄く、筒がどんどん倒れるため、途中からゲームの制限時間を半分にするほどでした。賑やかにゲームが盛り上がる中にも、本校の生徒にカラーボールや筒を優しく手渡したり、タイミングよく発射台にボールをセットしたり、1ゲーム終わるごとに散らばったボールを拾い集めたりする芦北高校生の姿が見られました。終わりの挨拶のあと、帰る際には、お互いに握手したりタッチしたりするなど、微笑ましい光景も見られました。

  

にこにこふれあい発表会 ~「僕らのちゃれんじ」~

 11月3日(日)の「にこにこふれあい発表会」に向けて、3週間の単元活動に取り組んできました。初めての「さをり」に“ちゃれんじ”しようということで、高等部佐敷分教室の手工芸班の「さをり」を中心とした作業学習の様子を見学しに行きました。専用の織機を操作する「さをり」の様子や、織り上がった布を利用して製品化する分担作業の様子を見学したり、説明を聞いたり、体験をしたりすることができました。

 単元活動では、「さをり」の布をアレンジした掲示板を作ることを目指して、それぞれ得意な方法で取り組み始めました。専用の織機を使って1本1本糸を編み込んでいく生徒。細く裂いた布を染色して横糸に利用する生徒。オリジナルの小型織機を用いて糸を通す生徒。スイッチに繋げたパンチャーミシンを動かして布を定着させる生徒。初めはうまくいかなかった活動も、回を重ねるごとにスムーズに活動を進めることができるようになりました。色鮮やかな布やいろいろな大きさ・形の布、また、独特の表面の感触の布など、それぞれ個性豊かな布がたくさん出来上がりました。それらを90㎝✕180㎝の土台にアレンジして貼り付け、賑やかな掲示板が完成しました。

 「にこにこふれあい発表会」当日は、それまでの活動の様子を映像と実演でステージ上で発表しました。