令和5年度のスタートにあたり…

            芦北支援学校長 井口 英里 

 このたびの定期人事異動により、令和5年4月1日付けで本校第18代校長として着任しました 井口 英里(いのぐち えり)です。どうぞよろしくお願いします。

 本校は、昭和52年に熊本県立芦北養護学校として新設され、創立47年目を迎える学校です。その間、昭和54年に訪問教育の開始、平成12年に高等部の新設、平成23年に高等部佐敷分教室の設置、平成24年には校名を熊本県立芦北支援学校と変更しながら、現在に至ります。

 令和2年7月豪雨の影響を受けた本校も、地域の皆様、全国の皆様からの御支援により、少しずつ以前の教育環境に戻りつつあり、教育活動の幅も広がってきています。改めまして、感謝申し上げます。

 先日、令和5年度入学式を行い、新たな入学生9人を迎えました。今年度は小学部9人、中学部1人、高等部2人、訪問教育(小中高)8人、高等部佐敷分教室17人の合計37人の児童生徒が在籍しています。

 本校では、教育理念・目標を「~ Only Oneの共育 ~」として、「児童生徒それぞれの力や特性を見極め、さらに伸ばすきめ細やかな指導を行う。」「一人一人が将来に向けて生活の質を向上させ、自立した生活ができるよう、生きる力を持った児童生徒を育成する。」「児童生徒同士、職員、家庭、地域が共に学び、共に育つよう連携を深める。」ことを柱として掲げています。本校の職員一同、この教育理念・目標を達成できるよう、児童生徒の実態に合った教育活動の充実に向けて取り組んで参ります。子供たちの「かがやく笑顔」がより多く見られるよう、精一杯努力して参りますので、保護者の皆様、地域の皆様の御支援・御協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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校長室便り

警察音楽隊コンサート

 

熊本県警察音楽隊による「安全・安心コンサート」

9月22日(金)に、芦北町町民総合センターしろやまスカイドームで、 熊本県警察音楽隊によるコンサートを鑑賞しました。
 コロナ禍では、なかなか機会がなかった「 生 」の演奏を聴くことができました。当日、本校舎の児童生徒は 福祉タクシーや保護者の送迎で、佐敷分教室の生徒は引率職員とともに芦北町のふれあいツクールバスを利用して会場に向かいました 。本校舎と佐敷分教室の児童生徒が一堂に会するのは、今年度初めてです。
 熊本県警察音楽隊の24人による演奏は、子供 たちが好きな曲、リクエストした曲、季節に合った曲等を織り交ぜて構成されており、曲をバックにした カラーガードの演技も含めて観客皆が引き込まれ、あっという間の1時間でした。
幕間には芦北警察署の地域交通課の警部補に、交通安全等について、4つ話
をしていただきました。

1 横断歩道を渡るときは、「右、左、右」を見て、車などが来ていないか確 

 認してから手をあげて渡りましょう。

2 自転車に乗る人はヘルメットをかぶりましょう。(自分の身を守るため)

3 防犯として、スマートフォンやSNSを安全に使いましょう。

4(大人の参加者に向けて)事故や事件に巻き込まれないように、繰り返し

  ルールを守るよう言い続けましょう。

皆、 幕間のお話もしっかりと聴いていました。
開会前には楽器を間近で見せてくださり、最後には一緒に記念撮影にも応じてくださった警察音楽隊の皆様、楽しく素敵な時間をありがとうございました。
                   令和5年9月26日
                       芦北支援学校長
                           井口 英里

あしえんスポーツデー

   本校舎「あしえんスポーツデー」開催

 6月23日(金)に「あしえんスポーツデー」が、本校舎で開催されました。これは、昨年度までの「運動会」に代わる行事です。従前の運動会では各学部別に競技を行っていましたが、今年度は選択競技を2つ用意して、学部を越えて小学部・中学部・高等部の縦割りで一緒に参加する競技となり、名称を「あしえんスポーツデー」に変更しました。
 ここ数年、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止の観点から、保護者の観覧者数に制限をかけていましたが、当日は、人数制限を設けずに御観覧いただきました。
 赤組・白組に分かれての形式はとったものの、児童生徒は皆、競技に集中して自分ができることを精一杯出し切っていました。職員のアナウンスや激励、保護者の声援や拍手により、白熱した「スポーツデー」となりました。子供たちもその雰囲気を感じ取って、日頃の練習以上に張り切って競技に挑んでいたように思います。
閉会式では、赤組の優勝、白組の準優勝が発表され、それぞれの団長に優勝旗、準優勝杯を授与しましたが、2人とも充実感でいっぱいという表情で、とても嬉しく思いました。その後の校歌斉唱では盛り上がりも最高潮となり、参加者の一体感を感じました。
 コロナ禍で保護者の皆様に参観いただく機会も少なかったので、今年度はできる限り保護者の皆様にも学校に来ていただいて、子供たちの活動を見ていただきたいと思っています。
 今後とも本校の教育活動への御理解・御協力をどうぞよろしくお願いします。

             令和5年(2023年)6月29日

                      芦北支援学校長 井口 英里