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【マリン校舎】性教育講演会

 令和3年10月27日(水)

 熊本大学大学院生命科学研究部産婦人科学分野 片渕秀隆教授を講師にお迎えし、令和3年度性教育講演会を実施しました。「産婦人科、子宮、妊娠、そして癌、そんなの私たちに関係ない?~自分が生きていることを奇跡だと考えたことがありますか~」をテーマにご講演いただきました。

 講演では「産婦人科で生まれた私たちですが、産婦人科や性教育と聞くと敬遠されがち。しかし、とても大切なことであり、正しく理解してほしい。産婦人科、子宮、妊娠は女性だけに限ったことではなく、男性にも責任があること。この世に生を得たことはとても奇跡的なこと。また、性行動の変化により子宮頸がんが若い世代に増えており、性感染症や子宮頸がんの予防が大切。」と話されました。

 講演は、生徒や職員に質問を交えながら、あっという間の時間となりました。奇跡的にこの世に生を受けた私たちに「姓は生へ、そして世へつながる(3つのせい)ことを忘れないで」とメッセージを送られました。

 生徒を代表し、保健委員・渡邊くんが「癌のおそろしさを知るとともに、改めて命の大切さに気付く機会となった。自分の行動に責任を持ち行動していきたい。」とお礼の言葉を述べました。

 

 生徒の感想を紹介します。(一部抜粋)

○命の重さや相手を思う気持ち、そしてがんの怖さについて考えさせられた。【2年 男子】

○自分が生まれたことが、とてもすごいことだと感じた。頑張って僕を産んでくれた母に感謝の気持ちを伝えようと思う。【2年 男子】

○女性は、ほぼ一生産婦人科にお世話になることを初めて知り、これから行くことがあっても怖くはないと感じた。自分やパートナーを大切に考えながら、これからも生活していきたい。そして、自分の親に感謝したい。【2年 女子】

○今まで知らなかった妊娠までの流れや子宮頸がんについて分かった。今まで子宮頸がんは女性だけという考えしかなかったが、その原因が男性にもあることを知り、今後考え方を見直して生活していきたい。【3年 男子】

○子宮頸がんの恐ろしさと命の重さを知り、自分を産んでくれた母の大変さが分かった。子宮頸がんは、女性だけでなく男性にも責任があることがわかった。【3年 男子】

○人間の体のつくりやがんの恐ろしさを改めて知り、自分を見つめ直すことができた。技術の進歩により体外受精などが開発されており、とてもいいことだと思った。これから自分の人生をよく考えて生きていきたい。【3年 女子】