天草拓心高校生の生活を紹介!

【本渡校舎】命の大切さを学ぶ教室 

  次世代を担う高校生に対し、事件・事故等の遺族による講演を通じて、遺族が受けた心の痛み、子どもを亡くした親の思い、生命の大切さ、被害者も加害者も出さない社会を希求する被害者等の切実な願いを直接メッセージとして伝えることで、被害者支援に関する意識の涵養(かんよう)と犯罪を犯さない規範意識の向上を図ることを目的に実施しました。

   

一部ですが生徒達の感想を紹介します。


○講演を聴いて学んだこと

・何かをするためには、小さなことでも勇気を出して取り組んでいくことが大事なのだと知りました。(3年Oくん)

・私の家の近くでも飲酒運転による事故があり、怖いなと思いました。時々、道の端に花束が置いてあり、ご家族の気持ちを今日改めて考えました。(3年Kさん)

・正しいと思ったことはつらぬきとおす。事件・事故に限らず命を大切にする。(3年Nさん)

 

 

○講演を聴いての感想

・私は今回の講演を聞いてお酒の恐ろしさを実感しました。私たちもあと数年すると飲酒できる年齢になります。飲めるようになったばかりだと、飲酒運電などにはとても気をつけていると思います。しかし、飲酒する機会が増えて行くにつれて飲酒運転などの酒の恐ろしさが薄れていくと思います。だから、酒の怖さを忘れないように、今回の講演を今後の生活にも生かして、自分だけでなく他の人にも酒のトラブルが起こらないように注意できるようになりたいです。(3年Yくん)

 

 

・私もバイク通学をしていて、危ないと感じたことが多々あります。それがいつ大きな事故となり、命をなくしてしまうかと思うと、とても恐いです、また、残された遺族の方の涙ながらの講演を聴き、何年、何十年たった今でも後悔はなくならないことを改めて思い、自分がそうならないためにも、一歩勇気を出して、注意できる大人になりたいと思います。本当に貴重な講演をしていただき、私たちのこれからに大事なことばかりだったので、ずっと心に留めておきたいです。(3年Iさん)

 

・今日の講演を聞いて、姉夫婦がなくされたことがどれくらいきつくて辛いことだったのかが伝わってきて、とても許せないなという怒りと悲しさでいっぱいになりました。お話されている中に、“加害者がでなければ、被害者もでない”ということをおっしゃっていて、本当にその通りだなと思ったのと、私が加害者になることは絶対にあってはならないことだなと思いました。しっかり決められたことは守れる人間になりたいと思いました。これから、成人したり車の免許を取ったりすると、加害者になりかねない場面が増えてくると思います。このときに、今日聞いたお話を思い出して、これからこのような辛い思いをする人がでてほしくないなと思いました。(3年Sさん)

 

 本日は「命の大切さ」と題して交通死亡事故被害者遺族、公益財団法人かごしま犯罪被害者支援センター理事、山下良一様により、全校生に講演して頂き誠にありがとうございました。