日誌

高校総体にかける思い

高校総体の推戴式がありました。陸上部主将・石揚くんによる誓いの言葉を一部ご紹介します。

 今年の総体は例年と違う状況で開催されます。例えば私が出場する陸上競技は、例年の会場であった「うまかな・よかなスタジアム」から「県営八代運動公園」に変更になりました。
 この原因となったのは熊本地震です。4月中旬、熊本は大地震にみまわれ熊本全域に多くの被害が出ています。ここ天草での被害の規模は、幸い小さくて済んだのですが、総体会場の中心となる熊本市の被害が大きく、様々な点で変更がなされることになりました。変わったことは総合開会式が中止になったことや、会場・日程などですが、私たちは被害を受けた選手たちの環境、心境が変わったことを忘れてはいけません。
 高校総体に向けて練習しているなかで、大地震にあい、その後の余震によって長い間練習ができなかった選手がたくさんいます。比較的被害が少なく、練習も普段どおりに出来た私たちが出来ることは、自分たちのプレーで県全体を奮起させることです。着実に一歩ずつ復興に向かっている熊本県の大きな一歩を、天高パワーで後押しできるよう、全力でプレーしてきます。
 今こそ我々の底力、ここぞの勝負強さを見せる時です。残留生徒も含めた天草高校全員で総体に挑みましょう!