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8年ぶり5度目の優勝!!

 平成28年度全九州高等学校レスリング九州新人選手権大会が2月3日~5日の日程で長崎県の島原で行われました。4日は団体戦があり、組み合わせもメンバーとしても最高の形でのトーナメントとなりました。1回戦は7-0とすべての階級で勝利を収め順調な滑り出しでした。決勝まで勝ち上がり、相手は鹿屋中央高校。昨年の九州チャンピオンであり、全国選抜でも優勝している強豪校です。これまでも玉名工業は何度も決勝まではいくものの最後の最後で敗れてしまい、なかなか優勝ができませんでした。


 しかし、今年は違いました。相手のエースは50㎏級、74㎏級、120㎏級であり、この階級は善戦するも敗れてしまいました。玉名工業のエースは55㎏級の上田、60㎏級の大野、66㎏級の吉永です。この三人は絶対に勝たなければいけない試合で勝利を収めてくれました。これで鹿屋中央とは3-3の同点。問題は84㎏級。この階級はどちらが勝ってもおかしくなく、実力は均衡しており、言うならば84㎏級で勝利した学校の勝利でもありました。玉名工業は2年機械科の河津が出場。本人も自分が勝てば優勝が決まることを分かっており、緊張する場面のはずですが、河津は違いました。俺がやらなきゃ誰がやると言わんばかりの堂々とした態度でマットへ上がり、これでもかと言うぐらい攻めに攻め勝利を収めました。実力は同じぐらいではありましたが、最後は完全に気持ちの勝利でした。

 結果4-3で玉名工業高校の優勝。8年ぶりということもあり、優勝が決まった瞬間選手達は監督の三原先生をマットに上げ胴上げを行いました。

今回の優勝は84㎏級で勝利した河津はもちろん、取らなければいけない階級できちんと勝利を収めた55㎏級上田、60㎏級大野、66㎏級吉永の活躍、そして、敗れてしまったが、善戦をした50㎏級山﨑、74㎏級荒木、120㎏級満井が次につながるようなあきらめない姿勢が、他の選手達のモチベーションを上げたことも大きな要因であることは間違いありません。そして、勝利を信じて疑わなかった三原監督、声が枯れるまで応援した残りのメンバー、保護者、全員で勝ち取った優勝でありました。

 5日には個人戦が行われ、団体優勝を決めたメンバーも活躍し、66㎏級吉永が優勝、84㎏級河津が2位、55㎏級上田、60㎏級田中、66㎏級小柳、74㎏級荒木の四人が3位入賞という素晴らしい結果を残してくれました。この九州大会は、3月下旬に行われる全国選抜大会の予選もかねており、個人としては7名が選抜への権利を獲得しました。団体優勝した玉名工業のさらなる飛躍が期待できます。次の選抜の結果報告をお楽しみに!

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