1 目 的
県版GAPを取得するに当たり、既にGAPを取得されている先進農家を見学し、意識及び知識の向上を図り、農業のもつ魅力を再発見し、今後の学校生活や進路に役立てる。
2 参加者 園芸科学科2年生(野菜専攻生12人) 職員2人
3 視察及び研修
(1)研修1 「果実堂」10:00~12:00
日本一のベビーリーフ生産を誇る果実堂。
平成30年を目標にG-GAP農場申請を予定。
生産農場視察と出荷調整室の視察、GAP申請への考え方、認証に向けた改善と生産体系作りに関する講話をいただいた。
県版GAP認証農場を目指す本校生徒にとって、視察及び講話共に大変学びの多い研修となった。
(2)研修2 「道の駅 宇城彩館」12:45~14:00
生鮮野菜や加工品の市場調査と販売現場の実際を知る機会になった。
(3)研修3 「エコファーム立石」14:45~15:45
4つの農業法人からなる立石農園。
東京・大阪に大規模な販路を有し、年商4億円をあげる優良経営組織。
ミニトマト生産を主軸に、独自の生産体系と販路により、大きな利益を上げる。
その特徴の一つに、先進的な取り組みがある。
7年前にJ-GAP認証農場となり、「GAPをする」ことを目的として、社員一丸となってGAP遵守の農業実践を行われていた。
従業員には、外国人労働者等の多様な社員も含まれる中で、いかに「自分たちなりのGAP」を作りだし、持続可能な農業を行っていくかを考えて取り組んでいた。
指導・助言として、
『既存のチェックリストに頼るのではなく、南稜高校オリジナルのGAPを目指したら良い』、
『やりやすい方法を考えてPDCAを実践していく方が良い』
等の提案をいただいた。
(4)総評
GAPを学ぶ生徒にとって、GAPの意義と目的、効果を再確認し、意識向上につながる研修であった。
今回の研修を終えて、実際にGAPに取り組む生産者の生の声や考えを知る機会になった。
G-GAPやJ-GAPという高度な認証農場になるためにはどうあるべきかを考える機会にもなった。
その実践者の姿や意志に触れたことも良い機会になった。
今回の研修成果を今後のGAP学習と実践につなげていきたい。
G-GAP農場申請予定地
技術・品質管理室総括リーダー 渡辺氏
生産・品質管理の説明
あの生徒も今日は人一倍熱心に・・・
安全・安心のための研究
工場はHACCAP認証
本校おなじみのフレーズに共感
徹底した5Sと掲示教育
ベビーリーフの安全・安心を試食で確認
社長自ら講話。「百姓」を伝授
エコファーム立石の立石氏
J-GAPの基準に則った生産体系
J-GAP認証農場7年の実績
生産圃場の見学