(5)生産環境の維持・管理のために必要な知識と実践的技術の取得

活動日誌(5)SPH (5)生産環境の維持・管理のために必要な知識と実践的技術の取得

県版GAP更新調査実施【SPH(5)】

平成31年1月22日(火)本校において、くまもと県版GAP更新のための調査を行いました。生徒が主体となって調査を受け、昨年に比べるとレベルアップした姿をお見せすることができました。結果は幾つかの指導事項がありましたが、改善し次につなげたいと思います。まずは書類確認から行い、その後現地を回りながら確認していきました。

     調査員からの説明                 調査の様子

最後に講評をいただき、調査を終えました。

県版GAP視察受入(JAくま)【SPH(5)】

平成30年12月26日(水)JAくまのトマト部会の担当者が来校され、県版GAPについて学習しました。
出荷調整室、農薬庫、倉庫等全ての現場を見られ、部会の指導に活かされるそうです。
球磨地域振興局農林部農業普及・振興課深水様、JAくま引地様、池田様

本校での取り組みが普及につながれば幸いです。

GAP講演会【SPH(5)】

平成30年12月12日(水)本校にてGAPの講演会を実施
講師は球磨地域振興局農林部農業普及・振興課 技師 深水 信太郎 氏
これまでのこれからのGAPの動向を説明していただきました。


(生徒感想)
・GAPが結構取り組まれていることを知り、GAPのことをもっと知りたいと思いました。
・GAPについて改めて知ることができました。将来もし農業をするならGAPを取得したいです。
※最後に我が家でもトマトを栽培しておられる中村君に謝辞を述べてもらいました。また一つ知識が増えました。

実技試験実施【SPH(5)】

平成30年11月19日(月)20日(火)にSPHで取り組む研究項目5における実技試験を実施しました。
今回は最終的な試験ということで、改善箇所を見つけ出した後に、その部分の改善まで行うことを課題としました。
1組3人ずつの班を編成し、倉庫→出荷調整室→農薬庫の順で実施。果たして気づきの後の改善は正しかったでしょうか。

まずは倉庫内。担当者で状況チェック

続いて出荷調整室。このコンテナに残渣発見。どうする???

最後に農薬庫。3人で話し合い、よりよい改善策を検討。これを機に気づく意識が備わったかな。

GAP地域視察研修【SPH(5)】

平成30年10月29日(月)SPH事業で地域農産物の流通及びGAPの取り組みについて学習
 イスミ商事株式会社人吉本店にて実際にGAPを取得された農産物の販売コーナーを見学し、今後の学習へとつなげた。
瀬音禎司様に対応していただき、地域での県版GAPの取り組みを確認できた。

販売コーナーの設置                GAPについての説明や新聞記事の掲示
最後に、本校で県版GAPを取り組んでいる野菜専攻を代表して
園芸科学科3年久保伊織さんからお礼の挨拶。学校での実践にいかしたい。

・GAP出前授業【SPH(5)】(2018/10/12)

・GAP出前授業【SPH(5)】(2018/10/12)
10月12日(金)2・3限目、山口大学 大学研究推進機構知的財産センターの陳内秀樹特任准教授を講師にお招きし、GAP出前授業を行っていただきました。3年園芸科学科23名、2年総合農業科植物コース40名の63名と職員らが受講しました。










SPH研修GAP講演会【SPH(5)】

SPH研修の一環として、GAPについて講演を実施いたしました。
テーマ「GAP認証農場として」。講師は宮崎大学農学部木下統先生です。
本校SPH運営指導委員であり、委員会に先立って講演会を実施しました。県版GAPを取得した本校としては、取得後の意識やこれからのGAPのあり方についてご講演をいただきました。

県版GAP視察受け入れ【SPH(5)】

日3月20日(火)に地元JAくまトマト生産部会の方々が、GAPの講習会のため、来校されました。
本校はすでに県版GAPを取得しているため、今後トマト部会で取得するために何を具体的にすべきか、
現場を見ながら実施しました。生徒が一生懸命説明を行いました。

事前の説明

機械倉庫について説明中              倉庫内の説明

農薬庫内の説明(交差汚染を防ぐために)        温室前にて
今回の講習会で、生徒たちが人前で説明する力がつきました。良い経験です。

実技試験実施【SPH(5)】

GAP認証取得農場に則った技能検査
 今回は①倉庫内、②出荷調整室、③農薬庫の3カ所を設定し、それぞれの場所で、GAPに則った整理整頓ができているかを試験した。方法は改善箇所があれば、記録用に記入し併せて理由を書く。制限時間を設け、各生徒が取り組んだ。

記録中                  例:移植ごてがこんな所にあれば・・・

農薬庫の改善箇所はどこかな?
GAPの視点で物事を見れる力を身につけてほしい。

・くまもと県版GAP認証 第1号  (2017/12/5)

・くまもと県版GAP認証 第1号  (2017/12/5)
12月5日(火)蒲島熊本知事から、くまもと県版GAP認証の認定証書をいただきました。品目はトマトとミニトマトが対象です。
「きくちのまんまアスパラガスGAP組合(2戸)」と南稜高校が第1号として認証されました。

キラキラ 【SPH研究項目5】 GAP先進地視察研修

1 目 的

  県版GAPを取得するに当たり、既にGAPを取得されている先進農家を見学し、意識及び知識の向上を図り、農業のもつ魅力を再発見し、今後の学校生活や進路に役立てる。

2 参加者 園芸科学科2年生(野菜専攻生12人) 職員2人

3 視察及び研修

(1)研修1 「果実堂」10:00~12:00
     
日本一のベビーリーフ生産を誇る果実堂。
      平成30年を目標にG-GAP農場申請を予定。
      生産農場視察と出荷調整室の視察、GAP申請への考え方、認証に向けた改善と生産体系作りに関する講話をいただいた。
      県版GAP認証農場を目指す本校生徒にとって、視察及び講話共に大変学びの多い研修となった。

(2)研修2 「道の駅 宇城彩館」12:45~14:00 

   生鮮野菜や加工品の市場調査と販売現場の実際を知る機会になった。

(3)研修3 「エコファーム立石」14:45~15:45       
 
4つの農業法人からなる立石農園。
  東京・大阪に大規模な販路を有し、年商4億円をあげる優良経営組織。
 ミニトマト生産を主軸に、独自の生産体系と販路により、大きな利益を上げる。
 その特徴の一つに、先進的な取り組みがある。
 7年前にJ-GAP認証農場となり、「GAPをする」ことを目的として、社員一丸となってGAP遵守の農業実践を行われていた。
 従業員には、外国人労働者等の多様な社員も含まれる中で、いかに「自分たちなりのGAP」を作りだし、持続可能な農業を行っていくかを考えて取り組んでいた。
 指導・助言として、
 『既存のチェックリストに頼るのではなく、南稜高校オリジナルのGAPを目指したら良い』、
 『やりやすい方法を考えてPDCAを実践していく方が良い』
等の提案をいただいた。

(4)総評
  
GAPを学ぶ生徒にとって、GAPの意義と目的、効果を再確認し、意識向上につながる研修であった。
  今回の研修を終えて、実際にGAPに取り組む生産者の生の声や考えを知る機会になった。
  G-GAPやJ-GAPという高度な認証農場になるためにはどうあるべきかを考える機会にもなった。
  その実践者の姿や意志に触れたことも良い機会になった。
  今回の研修成果を今後のGAP学習と実践につなげていきたい。

G-GAP農場申請予定地  技術・品質管理室総括リーダー 渡辺氏  
 生産・品質管理の説明  あの生徒も今日は人一倍熱心に・・・   
安全・安心のための研究  工場はHACCAP認証  
本校おなじみのフレーズに共感  徹底した5Sと掲示教育  
 ベビーリーフの安全・安心を試食で確認  社長自ら講話。「百姓」を伝授  
 エコファーム立石の立石氏  J-GAPの基準に則った生産体系  

 J-GAP認証農場7年の実績   生産圃場の見学

・くまもと県版GAP取組状況調査 本調査 【SPH(5)】 (2017/10/30)

・くまもと県版GAP取組状況調査  本調査 【SPH(5)】 (2017/10/30)
10月30日(月)熊本県有機農業研究会 くまもと県版GAP調査員の厨子さん、森さんの2人が来校。くまもと県版GAPの指定団体の本調査が行われました。
調査員からこれまでの取組について質問、問い合わせがあり、担当生徒らが入れ替わりながら回答していきます。

調査員2人の質問、問い合わせに、生徒らが回答していきます。

和気あいあいの中にも、シビアな指摘があります。

チェックシートで、一つ一つ確認していきます。

今後の調査の打ち合わせを行っています。

・被災地支援農業実習 【SPH(5)】(2017/10/14)

・被災地支援農業実習 【SPH(5)】(2017/10/14)
10月14日(土)阿蘇郡南阿蘇村の「阿蘇健康農園」で、2年生の有志18人が、被災地支援農業実習に参加しました。被災地の災害の状況を視察し、阿蘇健康農園の温室の被害について話を聞き、復旧活動に参加しました。温室、施設は、温度、水、光、空気(二酸化炭素)等が管理されており、最先端の施設です。イチゴ苗の「さがほのか」の植え付けを行いました。

植え付け、液肥の方法 チューブは「イスラエル」で製造

慎重な作業が求められます

丁寧な作業な求められます

熊本地震 被災状況を確認しています 東海大学や阿蘇大橋付近

施設の状況 3億~4億円かけて作られています

植物工場

二酸化炭素発生装置

床も電動でスライドしていきます

さがほのかの苗を植えます 土は小国杉、外国産のヤシの皮から

制御盤 コントロールされています

液肥のタンク

植え付けのポイント

トマトも栽培されています

・「GAP認証農場に向けて」【SPH(5)】 (2017/7/10)

・「GAP認証農場に向けて」【SPH(5)】 (2017/7/10)
7月10日(月)宮崎大学農学部の木下統准教授を講師として、園芸科学科2年野菜専攻生12人、園芸科学科3年生14人、合計26人を対象に、「GAP認証農場に向けて」講話をいただきました。
SPHの研究テーマ「生産環境の維持・管理のために必要な知識と実践的技術の習得」が目的です。GAPの考え方、具体例など、「農作業事故防止危険予知シート」等を使って講話をしていただきました。

GAPの産地リーダー研修会参加

6月29日、30日にGAPの産地リーダー養成研修会に参加してきました。個別審査と団体審査の違い、事務局と生産者との役割分担の重要性を学びました。

・第1回県版GAP実証モデル農業組織等個別指導会 (2017/6/21)

・第1回県版GAP実証モデル農業組織等個別指導会   (2017/6/21)
6月21日(水)アジアGAP総合研究所 寺田秀三 特任指導員を講師に、第1回県版GAP実証モデル農業組織等個別指導会 を行いました。
熊本県農林水産部 農業技術課主催です。
園芸科学科2・3年生徒、生徒イスミ商事株式会社瀬音部長、県南広域本部球磨地域振興局 農林部 農業普及・振興課(9名)、教育庁高校教育課草野主幹、県内農業関係高校先生方(14名)、66名が参加。
午前中は、GAP、県版GAPの概要説明、午後は、ほ場及び農舎の改善事項の個別指導をしていただきました。生徒らは、積極的に質問をしていました。



肥料倉庫

薬品管理庫


出荷調整室

GAP概要説明


イスミ商事 瀬音部長 表示看板の整理のアドバイス 毎年更新

生徒全員から質問

県教委 高校教育課 草野主幹 質疑応答

GAP取得に向けて

 
 

これまでコツコツと整理・整頓(片付け)を行ってきました。
 
最初(左上)より片付け後(右下)にように、5S活動を実践し、GAP認証に向けて日々努力中です。

生産環境の維持・管理のために必要な知識と実践的技術の習得

生産環境の維持・管理のために必要な知識と実践的技術の習得

農業全般の基礎的・基本的な知識と栽培技術について、農業実習を通して体験的に習得する。
本校野菜専攻で学習に取り扱う品目すべてにおいて、環境面に配慮しているか、
農場管理が適切に取り組まれているか、検証を踏まえながら栽培を行い、
生産体系の見直しを同時に行う(農場全体をGAP管理の基準に合わせて検証)。

【GAP研修会】4月28日(金)
県版GAP取得に向けて、本校から柳田教頭及び栗原教諭が研修会に参加。
県農林水産部からは申請項目の説明、天水町の山下指導員からはGAP申請の資料作成の留意点のほかに、安全面・衛生面に配慮した出荷調整室での農薬・油・農機具等の整理や、ほ場(みかん山)での安全対策等について御指導いただきました。

 【説明風景】 ※右側は山下指導員による説明
 
 
 【出荷調整室での整理状況】
 
 【農薬・油の管理を徹底するための保管庫です】             【生産物に照明の破片等が混ざらないようにストッキングで保護されています】     
 
  【みかん山の傾斜で滑らないようゴムマットが敷かれています】