(2)高度な資格取得及び上級学校への進学者輩出

活動日誌(2)高度な資格取得及び上級学校への進学者輩出

鹿児島大学オープンキャンパス



 8月5日(日)に、SPHの就農塾の分野で、鹿児島大学のオープンキャンパスに参加してきました。
 2年生中心のメンバーで参加しましたが、参加した「参加してよかった」「ためになりました」という意見を述べてました。昼休憩の時には、大学に在学している先輩によるキャンパスライフの紹介もあり、大学への進学に対する意識向上にもつながったのではないかと思います。
 これを機に、進路選択の一つに『4年制大学への進学』という言葉が上がってくる生徒が増えることも期待します。
 
鹿児島大学農学部の入り口

イメージキャラクター『さっつん』のお出迎えもありました。 

参加生徒が一堂に集まっての農学部の説明
 
在学中の先輩によるキャンパスライフの紹介

醸造の講義。味ではなくにおいだけの体験でした
 
南国フルーツの酸度、糖度測定。まだ勉強中のmolなど難しい言葉に困惑してました
     
土と水についての講義では、水の流量について実験してました。他校の生徒と協力して行なってました。

他にも、鶏の解体実習や、桜島への散策の体験学習もありました。この中から大学生になる生徒が出ることを期待しています。

知的財産とは?

2月10日、「地域創成に資する専門教育機関と中小企業の連携支援事業の成果報告会~地域企業と専門高校の産学連携・高校生の知的財産をどう活かす?!~」を研修と位置づけ、視聴するために山口県にある国立大学法人山口大学へ行ってきました。


知的財産?特許?難しい言葉だな・・・。そんな印象から始まった内容でしたが、学んでいくたびに納得の連続でした。「製品の価値は製品収益だけでなく、そのアイデアにもあること」「他人の発明等を無断で使用してはダメ」。知的財産権を学ぶことは他人や自分の人権を守ることにつながると教わりました。



全国には知的財産について学びを深めている学校が多数あり、その取り組みの成果発表を見学しました。プレゼンテーションといえば農業クラブのプロジェクト発表をイメージしていたのですが、なんか少し違いました。発表した学校の中には歌って踊る発表もあり、自由でした。「視聴者に伝える」ことを目標として高校生が考えた結果なんだと感じました。



意見交換会では知的財産教育に関するかるた大会が行われました。楽しみながら、初対面の高校生とコミュニケーションを深めながら、知的財産権に関する知識が深まったように思います。


お互いに認め合う、尊重し合うことが特許の基本。内容が理解できていない部分も多いと思いますが、今回の研修をとおして知的財産について学びを深めることができたと思います。



帰りの列車は「特急かわせみやませみ」号でした。「豪華な車内には知的財産が含まれているのかな。」景色が少し、違って見えたようです。

超音波画像診断装置の練習

本校がSPHの指定校になったときに導入した超音波画像診断装置。まだ、使いこなせる生徒はいません。

牛を捕まえる→牛にロープを装着する→ロープを使って牛を移動させる→牛を枠場につなぐ→ひもで尾をつなぐ→直腸に手を入れる→糞を取り除く→子宮頸管を触診する→子宮体を触診する→子宮角を触診する→卵巣を触診する→見たい部分に超音波画像診断装置のプルーブをあてる→モニターで確認する・・・

素人の生徒たちが超音波画像診断装置を使いこなすためには多くのハードルを乗り越える必要があります。

とりあえずやってみる。今回は子宮角を触診する(ときどき卵巣も)まで、できるようになった3年生の山口君が超音波画像診断装置の活用に挑戦します。


まずはプルーブに潤滑油を塗ります。


直腸検査用手袋を装着


プルーブを挿入します。


卵巣に・・・。プルーブを持つと持たないときと感覚が異なり、卵巣が分かりませんでした。しかし、やってみることが大切。これからも練習に励みます。


次は先生。さすが・・・・。あれ?「先生、何も見えません」練習が必要なの生徒だけではないようです。

超音波診断装置講習会

本日、宮﨑大学より北原准教授(獣医師)をお招きし、超音波診断装置(エコー)の効果的な使用方法と教材としての活用について、講習会を実施しました。

装置の取扱や特性についての説明


実際に画像を見ながら、雌牛の子宮内構造を確認していきます。

実際の胎児の画像です。やや分かり難いですが、指先の斜め左に胎児の頭が確認できます。




 画像で胎児を確認することで、妊娠の有無や胎児の大きさ、そして心臓の動き等、多くの情報を得ることができます。今後、更に畜産の授業内で活用していく予定です。