芸術コースブログ

2020年2月の記事一覧

【音楽専攻】本校1年生の作曲の授業の作品が最優秀賞に選ばれました!

熊本県教育委員会、熊本市教育委員会、NEXT熊本が開催している『くまもとICTコンテスト』の高校の部で1年生の授業で取り組んだ「御船町のPRソングを作ろう!」が最優秀賞に選ばれました!

御船町をテーマに自分たちで作詞作曲。更に自分たちで演奏できる楽器で伴奏できるように編曲。譜面を書き上げました!
そして演奏を録音。その伴奏の音源に自分たちで歌入れ。CD音源が完成!
次は作ったCD音源に自分たちで撮影した映像を組み合わせて編集してMV作成!

晴れて御船町のPRソングができました!
作品のタイトルは「見に来るっきゃないでしょ!」です。

今後こちらのHPでも生徒の作品を見られるようにしたいと思います。

 

最後に、今回の作品制作にご協力頂いた御船町商工観光課の皆様、誠にありがとうございました。

生徒たちにとって良き経験と思い出になりました。

(文責:前村)

 

2年生の選択別課題【芸術コース美術・デザイン専攻】

 2年生にとって3学期は「3年0学期」と言われますが、美術・デザイン専攻2年生でも「デザイン・映像表現」と「絵画・版画」の選択に分かれ、早くも新年度に向けた学習がスタートしました。

デザイン・映像表現選択者はパソコンを使って、CG作成ソフト「Illustrator」の操作方法をマスターするための練習課題に取り組んでいます。絵画・版画選択者は油彩画の大作を始めるにあたり、まずはより深く自分の内面と向き合うために各自100枚のドローイングを描きます。

 

 当初は新たな環境や教材に戸惑うかもと少し心配しましたが、みんないつも通りの明るく賑やかな雰囲気で授業に臨んでおり、より専門的な学習への期待感の方が勝っていると感じます。この調子で、いち早く3年生としての自覚を高め、集大成となる卒業制作に弾みをつけて欲しいと思います。

 

1年生油彩画模写を展示しました【芸術コース美術・デザイン専攻】

 1月半ばから取り組んできた1年生の油彩画模写が完成しました。毎日画集を食い入るように観察しながら、放課後も残って取り組んだ力作揃いです。今回の授業では生徒それぞれが作品と併せて、画家について調査した内容をまとめてプレゼンテーションを行いました。

 

 発表で使用したワークシートには画家の経歴や主題、模写した作品に対する感想、油彩画を通して学んだことなどがイラスト入りでびっしりと書き留められており、画家の表現方法や油彩画の特性など、多くのことに気づくことができたようです。今後は学習の成果を各自のオリジナル作品に生かしてくれることを期待しています。

 授業の最後には作品とワークシートを廊下に展示し小さなギャラリーができあがりました。ぜひ多くの生徒・先生方にも見ていただきたいと思います。

 

2年生人物デッサン【芸術コース美術・デザイン専攻】

 2月14日(金)、2年生の「素描」で学年末実技考査となる人物デッサンを行いました。モデルは例年3年生が協力してくれており、今回も2名の先輩を前に2時間での木炭デッサンです。人物デッサンでは、人体の構造やボリューム感、肌や着衣の質感、色味や明暗など様々な観点で対象を捉え、モデルの存在感をいかに自然に表現するかがポイントとなります。当日はこれまでの授業で繰り返し取り組んできた学習の成果が試されるとあって、いつも以上に良い緊張感の中、生徒たちはポーズが始まると同時に木炭を走らせていました。

 

モデルを務めてくれた3年生の木村さん、西島さんありがとうございました。

 

【芸術コース・書道部】 ~合同合宿で得たもの~

宮崎県立宮崎大宮高校書道部と合同合宿を行いました。
宮崎で最も歴史ある、トップクラスの進学校です。

この2日間は有意義な時間となりました。
古典をどのように捉えるか。作品をどのように表現するか、分析し改善するか。普段どのような練習をしているか等々……双方の共通点や相違点から、多くの学びを得ました。
今後も、このご縁を大切にし2回、3回と続けていけたらと思います。

保護者の方々には今回も沢山の差し入れを頂戴しました。大宮高校の皆さんも感謝して帰られました。ありがとうございました。

卒業生の競演(芸術コース音楽専攻)

 2月11日(火)に御船町カルチャーセンターにて、本校芸術コース音楽専攻の卒業生による「バレンタインコンサート」が催されました。この演奏会は、本校で音楽を学び、卒業後も大学等でさらに専門性に磨きをかけてきた有志が、その成果を披露することで御船高校を一層活気づけたいという想いから企画されたものです。

【左から、松井さん・中川さん・水町さん・久保さん・山下さん・友田さん】

 ステージでは芸術コース9期生の中川かりんさん〔ファゴット〕、10期生の友田桂豪さん〔パーカッション〕と水町綾花さん〔ファゴット〕、11期生の松井奨真さん〔ピアノ〕と山下真理子さん〔ピアノ〕、12期生の久保明日香さん〔フルート〕らが、優れた技量を披露し観客を魅了しました。また、それぞれの独奏のほかに、ピアノの連弾やバンドトリオ、本校芸術コース1年生の武田祐里さんも交えたファゴット3重奏も演奏されました。

 「さすが大学生」というような演奏技量やステージ上での余裕、ダイナミックな表現など、鑑賞した在校生にとっては良い刺激になり、先輩方の姿に憧れを抱いたことと思います。ぜひ将来も音楽を続け、この卒業生のコンサートの舞台に立てるよう、努力を重ねてほしいと思います。

 さらに、当日は受付や司会などの運営も卒業生が協力し、会場内には懐かしい面々が集まっているなど、卒業生の絆や愛校心の深さに感激しました。今後も音楽専攻生の活躍の場が広がることを心から期待しています。

 

【音楽選択】創作の授業で『雨の音楽~12音技法を用いた作曲~』に挑戦中!

現代音楽の中に『12音技法』というものがあります。

12音技法とは、オーストリアの作曲家のシェーンベルクが創始したオクターヴ内の12音を平等に扱う音列技法のことです。

今回はその12音技法を用いて「雨の音楽」の作曲に取り組んでいます。

生徒が手にしている楽器はトーンチャイム。

決められた楽器・音列、創作するテーマ(雨の音楽)が限られている中、音価・強度・音色など思いつく限りの工夫を凝らしながらグループで創作活動に当たっています。

曲を合わせながら創り上げる班、図形楽譜を作る班、メトロノームを用いてテンポの枠組みの中で創り上げる班。

それぞれの班が思い描く、様々な「雨の音楽」に向かって模索しながら、協力体制で創作中です。

(文責:前村)