2018年9月の記事一覧
彼岸花の不思議
彼岸花の不思議
日中はまだ蒸し暑さもありますが、朝夕は涼しくなってきました。先週あたりから、畦道のあちらこちらで咲く彼岸花が目に鮮やかです。
この花は、気温が25度くらいになると咲き出すようで、毎年彼岸の頃に見られるため「彼岸花」と呼ばれますが、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)、ショウキラン、ショウキズイセン、キツネノカミソリ等とも呼ばれています。また、花の色は赤、白や黄が見られます。花びらが外側に反った形が印象的です。
ものの本で調べますと、白色は、赤色と黄色の交配でできたものだそうです。多くが赤色で、たまに白色を見かける程度。さらに黄色は非常に希(まれ)なように思われますが…。黄色よりも白色の方が珍しいということでしょうか。不思議な気がします。
また、茎とともに花が枯れた後に葉が生え、葉が枯れた後に、花芽が出てくるなど他の植物には見られない特徴があります。一つの花にも個性がありますね。そのようなことを想いながら、花を眺めてみてくださいね。
さて、今年は6月には大阪北部地震、7月には西日本豪雨、8月の台風21号、9月初めには北海道胆振(いぶり)東部で大規模地震が発生。多くの命や住宅等が失われました。平成28年熊本地震から2年半。未だ2万人を超える多くの方々が仮設住宅で生活されている。そのような中で相次いで災害が起こりました。本当に災害は待ってくれないと感じます。さらに、今週末から台風24号が接近するようです。しっかりと備えるようにしたいものです。
今月14日に松橋東防災拠点センターの概要の説明会がありました。サンアビの体育館横に防災施設が建設されることになりました。また、それに併せて道路の整備が行われるということでした。ここ希望の里に新たな福祉避難所が完成しますと、学校周辺の防災体制が充実し、安心ですね。平成32年6月に完成するまでの間は、現存の施設で、共助として連携をとって参りたいと思います。
気温差も大きくなってきました。風邪等を引かぬように、毎日手洗いやうがいを励行して元気に過ごしましょう。学校では、毎日の学習のほかに、近隣の幼稚園、小学校との交流及び共同学習がありますし、幼稚部では音楽会、小学部では学習発表会、中学部では広島への修学旅行が計画されています。子どもたちには大いに楽しんでほしいと思います。
平成30年9月25日 熊本県立松橋東支援学校長 松田 満