校長室便り

2018年1月の記事一覧

やる気スイッチを探そう

 やる気スイッチを探そう                   松田 満

○新年明けましておめでとうございます。幼児児童生徒の皆さんとご家族の皆様のご多幸を心からお祈りします。笑顔に満ちあふれる素敵な年にしましょう。本日は3学期の始業式でした。式でお話しましたように、3学期は今の学年の総仕上げの学期です。一日一日をていねいに過ごしてほしいものです。

○さて、年末から報道されていましたが、将棋の羽生善治さん(47歳)が永世七冠(竜王、名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖)、囲碁の井山裕太さん(28歳)が二度目の全七冠(棋聖、名人、本因坊、天元、碁聖、十段、王座)の偉業をそれぞれ達成されたことを讃えて、この度、お二人に国民栄誉賞が贈られることとなりました。

○本当に素晴らしいですね。プロ同士の対戦は微差ぎりぎりの所での攻防でしょうから、羽生さんは「変わらないと停滞する。だから常にちょっとずつ何かに挑戦する」と言われ、井山さんは「まだ完成しているとは思っていない。善悪だけではない自分らしさを追求したい」と言われます。

○将棋や囲碁で、その道を究めることは大変なことです。スキルだけではなく、それに裏打ちされた大局観を有することも不可欠でしょう。お二人のように飽くなき探求心によって偉業が達成できたのは言うまでもありませんが、根底にあるのは、将棋や囲碁が好きだという気持ちなのでしょうね。

○先に、一日一日をていねいに過ごすようにと述べました。皆さんも、学校での遊びや自立活動、教科学習等において、日々、意欲を持って取り組んでください。時間いっぱい集中して遊びましょう。自立活動の取組を継続しましょう。教科の学習は、進学や就職、或いは資格を取るためにも大切ですね。でも、それだけではもったいない。基本的に、学習は楽しく面白いものであることを実感してほしいですね。「好きこそものの上手なれ」です。

○学習が上達する方法・・・。まずは、好きになることです。国語や算数・数学、理科でも社会でも、考え方のよさや、実生活にどれだけ活用されているか調べると、まさに目からウロコです。きっと、自分の中の「やる気スイッチ」を探すカギがそこにあるはずです。

 

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