校長室便り

2018年4月の記事一覧

特別な記念日

特別な記念日

初夏を思わせるような陽気に誘われて中庭のツツジも咲きはじめ、まるで花壇の花々とともに新しい年度の始まりを祝福してくれているようです。

平成30年度は、5名の先生方が転出されましたが、その後に新転任の先生方10名をお迎えして、松東はさらにパワーアップしました。幼児児童生徒は、4月10日に小学部1名と中学部1名、計2名の新入生を迎えるとともに、御船町にある希望ヶ丘病院教室の児童生徒を加え、在籍数20名でスタートしています。

入学式の式辞でもお話ししましたが、入学生だけでなく、幼児児童生徒の皆さんには、「美しいものを美しいと素直に感じる心」を大切にして豊かな学校生活を過ごしたり、「不思議だな、どうしてだろう」と思う感性を大事にして真理を追求する喜びを味わったりしてほしいと思います。

皆さんは日々成長しています。それは、単に身体が大きくなっているのではなく、食べたものの成分が、骨や筋肉、器官など身体をつくっているものの一部と常に置き換わっていると、ゴーゴータイムで話しましたね。だから、好き嫌いなどせずに、毎日バランスよく食べるようにしましょうと。ある意味、皆さんは毎日生まれ変わっているのです。だからきっと、昨日分からなかったことが今日分かるようになったり、さっきまでできなかったことが、今はできるようになったりするのですね。

今年度も、「分かった」「できた」を一つずつ増やしていきましょう。それは、皆さんが確かに成長していることを示す証(あかし)なのです。皆さんにとって「分かった」「できた」を増やせる毎日が「特別な記念日」となりますよう、皆さんのすぐそばにいて、心から願っています。

  平成30年4月27日      熊本県立松橋東支援学校長 松田 満


 

 

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