球磨工ブログ

今日の1枚(2019.6.4)

 

 伝統建築専攻科の1年生が、建築科職員室の前に設(しつら)えられた日本庭園の門を修復していました。課題研究と文化財建造物実習の取組です。

 

 檜(ひのき)製の柱(間隔約1.8m)には、杉板で葺いた屋根(高さ約2.5m)が付いていますが、屋根の腐食が著しく修復することにしたそうです。6月末に完了予定と伺いました。

 屋根を剥がしていたら、当時の制作者の名前が書かれていました。「平成18年度課題研究 砂浜班」とか読み取れます。

  

 文化財建造物を解体すると、制作者の名前を柱や梁に見つけることがあり、「当時の宮大工さん、良い仕事をしていたな・・・と感激することがある」と聞いたことがあります。

 こちらは学生の習作です。十数年後、こんな形で露わになるとはつゆも思わず、記念に書いたのかもしれませんが、初めて目にしたのでパシャリ!

 今、どのような活躍をしているのかと、思いを巡らしています。