資料の説明
奎堂文庫は、清浦氏からだけではなく出版社、書店、著名人などからも蔵書を寄贈していただき充実を図っています。例えば、『元田先生進講録』(元田永孚著)には、徳富猪一郎氏からの寄贈と分かる朱肉印の「国民新聞社徳富猪一郎寄贈」印と、「清浦文庫」印を見ることができます。
日本の近代史を彷彿とさせる歴史関係の本も多く、近代政治研究へとつながるほどです。例えば、『肥後藩國事史料』(細川家編纂史料所編)は、宮内大臣の令達により嘉永6(1853)年6月から明治4(1871)年7月までの文書を集め、宮内省に捧呈するために編纂されました。つまり、明治維新前後における肥後藩の動向を日付順に著してある内容で、肥後藩から白川県へ移行する熊本の事情が分かる史料です。
蔵書印 | 『元田先生進講録』の表題紙。中央部に「国民新聞社徳富猪一郎寄贈」印、その下に「清浦文庫」印が押印されています。 |
肥後藩國事史料 | 肥後藩國事史料の一部 |
連絡先
熊本県立鹿本商工高等学校
Kamoto Commercial and Technical High School
〒861-0304
熊本県山鹿市鹿本町御宇田312番地
TEL:0968-46-3191
FAX:0968-42-3031
E-mail:kamoto-cth@pref.kumamoto.lg.jp
管理責任者:藤本 隆(校長)
管理運用者:広報部