奎堂文庫展示資料室
奎堂文庫の歴史
西暦和暦
できごと
1906明治39 清浦氏帰郷の際、深く郷土の啓発、後進の育成に心を寄せて、熊本県立鹿本中学校を訪れたがその志す事業の一端として、図書館創設を発意して、その蔵書と建設費を寄贈する。
1907明治40 (旧制)鹿本中学校正門(現在の鹿本商工高等学校旧正門)左側の校庭に建築着手。
1908明治41 竣工。「清浦文庫」と名付け2月11日に開庫式挙行。
1921大正10 清浦氏、さらに文庫運営費を寄贈。清浦氏の篤志に賛同した、三井男爵家より金5,000円を贈られる。徳富蘇峰から蔵書を寄贈される。
1923大正12 熊本県に移管。「熊本県立清浦文庫」と改称。校長が館長、司書1名を置き運営。
1925大正14 清浦氏、内閣総理大臣辞任後帰郷。文庫を視察し運営費を寄贈。(1933,1941年には蔵書を寄贈)
1934昭和9 改築の議が起こる。清浦氏、同窓生、地方有志、校友会などの募金3万円をもって改築に着手。
1936昭和11 耐震耐火の鉄筋コンクリート造の建物竣工。
1937昭和12 竣工式挙行。この際清浦氏より「博厚高明」の扁額が贈られる。
1941昭和16 清浦氏の意向により、「奎堂文庫」と改称。。
1949昭和24 熊本県より鹿本高等学校校友会に移管される。
1968昭和43 熊本県立山鹿高等学校(商業科)及び熊本県立鹿本高等学校(工業科)が統合され、鹿本高等学校の施設を引き継ぎ熊本県立鹿本商工高等学校が設置される。奎堂文庫は鹿本商工高等学校図書館として引き継がれる。
1980昭和55 鹿本商工高等学校の校舎改築に伴い、奎堂文庫は解体される。
2009平成21 11月30日 「奎堂文庫展示資料室」完成。蒲島郁夫熊本県知事臨席のもと開設記念式典挙行。
<参考文献>
  • 『奎堂文庫和漢書総目録』 熊本県立鹿本商工高等学校図書館 1991年3月