漣痕（れんこん）
場所：天草上島　倉岳町　倉岳高校西方５００ｍ。国道２６６号線の道路の北側

＜＜残念ながら、この露頭は道路工事のためになくなりました。＞＞

　ここでは、教良木層中に存在する漣痕を見ることができます。
　国道２６６号線の道路際の崖に斜めに傾いた地層の面が出ていますが、その面に見事な漣痕が出ています。漣痕は、流水の作用で未固結の砂が移動してできた凹凸の模様で、地層の上面にできます。このことから、現在見ている地層が逆転しているかどうかや、堆積当時の流水の方向などを推定することができます。