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カマノクド
場所:人吉市 赤池原町(鳩胸川)

  鳩胸川の河床が削られてできたポットホール。大きさは50cm~2mくらいまである。地元では釜のくど(カマノクド)と言っている。
 熊本県の天然記念物

 ポットホールのことを甌穴(おうけつ)またはかめ穴ともいう。
 川床の岩石に割れ目や節理があると、河流による選択浸食行われ、弱い部分が速く削れてくぼみができる。このくぼみに小石などが入り込むと、渦流のため小石がくぼみの中を転がって、円形の穴が拡大する。
 参考:八代 水無川のポットホール
 川床は人吉球磨盆地の南にある鹿児島県の加久藤カルデラから約30万年前に噴出した加久藤火砕流が堆積・固結した溶結凝灰岩で、火山灰を主とし、黒曜石・軽石・火山砂からなっている。