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【両校舎】【KSH】【生物生産科】高校生への鳥獣被害対策講座

12月13日

 本渡校舎体育館を会場に令和5年度狩猟者PR事業(高校生への鳥獣被害対策講座)が行われ、両校舎の2年生および本渡校舎生物生産科が参加しました。マリン校舎はオンラインで視聴しました。熊本県の野生鳥獣による農作物への被害は全国的にも高い水準にあり、講座を通して農林業被害防止の意識の高揚を図り地域課題への理解を深めました。

 

〇鳥獣被害対策講座(両校舎の2年生 および 本渡校舎 生物生産科)

 はじめに熊本県環境生活部環境局自然保護課 野生鳥獣班の担当者から県内の鳥獣被害の現状についてお話を伺いました。その後、株式会社イノP・稲葉様から、農家から農家ハンターの仕事をするようになった経緯や害獣駆除と農業を両立させるために、これまで全く関係のなかったICT機器の導入、携帯アプリの開発、ジビエの利活用など新しいことへ挑戦し続けてきたことについて貴重なお話をしていただきました。そして野生動物をただ駆除するのではなく、ひとつの「いのち」として向き合い、鳥獣被害を未然に防ぐために何が必要なのか、新たな「いのち」へつなぐためにどのような方法があるのかなど自然との共生についても考えさせられる時間となりました。

 

〇狩猟模擬体験(本渡校舎 生物生産科)

 狩猟模擬体験では、はこ罠、くくり罠、猟銃に触れて体験しながら、取り扱うポイントや具体的な狩猟の方法について実演形式で説明・体験をさせていただきました。生徒たちは興味津々ではこ罠に入ってみたり、模擬銃をてにとり、その重さや射程距離、それぞれの狩猟におけるメリット、デメリットについて学び、狩猟をより身近に感じることができたようでした。

〇キジの放鳥体験(本渡校舎 生物生産科)
 午後に五和東部ダムにて、日本の国鳥であるキジを約50羽放鳥しました。生徒たちは、初めて触るキジに興奮しながらも楽しそうに青空へ向け放ち、「元気に暮らせよぉ」と願うなかキジも元気よく飛び立っていきました。