名作紹介 その1【図書館】
青空文庫、のぞいてみましたか?どれを読んでいいやら…と途方に暮れた方もいるかもしれませんね。
そこで、好きな作品を少しだけ紹介してみます。気になったら、全文を読んでみてください。
次回は、先生方におすすめ作品を書いていただきます。お楽しみに!
『二十四の瞳』壺井 栄 → https://www.aozora.gr.jp/cards/001875/card57856.html
教師を目指す人や、学校が大好きな人には読んでほしい作品です。
昭和3年、瀬戸内海にうかぶ島の小学校に若い女先生がやってきました。その様子がこんな一文で書かれています。
「今日はじめて教壇に立った大石先生の心に、今日はじめて集団生活につながった十二人の一年生の瞳は、それぞれの個性にかがやいてことさら印象ぶかくうつったのである。この瞳を、どうしてにごしてよいものか!」
大石先生と子どもたちは、毎日の授業や修学旅行を通じて絆を深めていきます。しかし、平和な日常にも別れをつげる日がきます。大きく時代が動き、時が流れ、迎えるラストシーン…。
繰り返し読むたびに、やっぱり泣いてしまう一冊です。