校長室よりブログ
学校再開 【校長ブログ】
さわやかな天気にも恵まれ、今日から分散登校で授業が始まりました。いつもの半分の生徒数ではありますが、教室に生徒の姿があり、先生の声が響き、通常に戻りつつあることを実感します。
学校にも活気が戻った感じがします。1年生は先生との面談も行われていました。
感染防止に努めながらも、これまでの休校期間に身に付けた家庭学習力を発揮し、これまでの遅れを取り戻していきたいと思います。新たな学びの一歩を踏み出したように思います。少しずつ慣れていきましょう。天高生、ファイト!
進路検討会 【校長ブログ】
19日・21日の2日間にわたり、3年生の進路検討会を開催しました。一人一人の生徒の進路目標の達成を目指し、進路指導部、3年部の先生方に資料を作成していただき、先生方みんなで今後の戦略について考えました。
現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、学校の臨時休業が実施されています。各種大会や行事、資格・検定試験等も中止、延期等になり、不安は募るばかりです。
しかしながら、進路実現に向け準備や取組は進めていかなければなりません。
受験は団体戦、学校上げて進路実現に取り組んでいきたいと思います。頑張れ3年生。
教育活動の再開に向けて【校長ブログ】
先週、本県の感染状況や緊急事態宣言の解除を受け、県教育委員会から通知があり、準備が整った学校から分散登校や時間短縮等の感染防止の取組を行ったうえで、授業を段階的に実施できるようになりました。
6月の学校再開に向け、家庭学習中心から授業が段階的に実施できるようになったものです。
今回の休校については、3回の期間延期があり、登校日を設置しながらも家庭学習中心でした。その間、部活動大会や学校行事、資格・検定試験の中止・延期などもありました。
長期に渡る休校や先の見えない状況に、不安やストレス、やり場のない思いなどを感じたことでしょう。仕方がないとはいえ、生徒の皆さんには申し訳ない気持ちです。
このような中、生徒の皆さんは主体的に学習に取り組んでいました。笑顔の登校や教室での様子は真剣そのものでした。たのもしく感じたところです。
今回の変更を歓迎する人、戸惑う人などあるかもしれませんが、学校再開に向けた準備期間ととらえ、学校として授業を実施することとしました。
生徒の皆さんも学習計画を練り直して取り組んでほしいと思います。どんな環境でも“求学志成”の精神でいきましょう。
もうひと頑張り、力を合わせ、感染防止、心身の健康維持、学力向上の両立にチーム天高で取り組んでいきましょう。
同窓会から進路支援助成金をいただきました【校長ブログ】
5月12日に本校同窓会 安田公寛 会長から進路支援助成金をいただきました。毎年いただいているものです。同窓生の皆様の母校を思う御支援、御協力に心から感謝申し上げます。激励もいただき、心強く感じました。
有効に活用させていただき、生徒一人一人の進路実現に向け取り組んでいきます。来週には3年生の進路検討会を予定しています。同窓会の皆様、ありがとうございました。
2年生も元気に登校 【校長ブログ】
正面玄関前のキンモクセイにハトが巣をかけていました。これも、コロナ対策で人の出入りが少なくなってきたことからでしょう。ハトにとっては新生活様式なのかもしれません。
さて、今日は2年生の登校日でした。友達と会える喜びや先生方の声が聴ける安心感があるのか、登校してくる様子は皆元気です。また、教室では確認テストに挑む真剣なまなざしがありました。
毎日、時間を決め先生方が掃除に取り組まれ、校舎内・外きれいに整っています。厳しい環境にありますが、雛鵬も雛鳩たくましく育ってくれることを祈っています。
笑顔の登校日【校長ブログ】
本校は、分散及び時間差での登校日を設定しており、本日は1・3年生の登校日でした。マスク着用での登校は大変だと思いますが、皆一様に笑顔であいさつをしてくれ、その姿に元気をもらいます。
各学級では、健康観察の後、課題の返却・配付、家庭学習に向けての連絡などが行われています。また、今日は教科の授業や確認テストも行われました。
本校では、感染防止対策に取り組むとともに生徒の学びの保証や心身の健康の保持に取り組んでいます。
プリントでの連絡・指導に加え、各家庭の情報通信環境にも配慮しながらICTを活用した健康観察や学習にも取り組んでいます。
先生方は、解説動画の配信にも取り組んでいます。また、生徒からICTを通じて質問や相談を行い、それに先生方が応えたりしています。さらに天高体操の取組も加わりそうです。各学年、各学級、各教科、それぞれの工夫が見られ、感謝の気持ちになります。
先が見通せない不安やもどかしさがありますが、目標を見つめ、やるべきこと、できることに集中し、もうひと頑張りしましょう。保護者の皆様、地域の皆様、引き続きご協力をお願いします。
誠実であれ ~卒業式・式辞より~
どんな社会となっても社会人としてまず大切なことは人として誠実であるということです。常に人格を磨き実践する人であってほしいと思います。社会の一員として、良好な人間関係を築き、責任を果たしてほしいと思います。また、持続可能な未来の社会づくりSDGsにも取り組んでほしいと思います。
誠実であれと申しましたが、皆さんは、この天草高校でこれを学んできました。それは、三綱領「正大」「剛健」「寛厚」です。天高での学びがきっと皆さんの歩みを支えてくれることでしょう。天草高校はこれからも皆さんを応援しています。卒業生一人一人の前途に幸多かれとエールを送ります。
主体的であれ ~卒業式・式辞より~
社会の変化に流されることなく、自分の可能性を信じて大きな夢に向かって挑戦していくことが大切です。ややもすると私たちは流れに身を任せ楽をしようとする傾向があります。しかし、これからの社会は簡単に答えが見つかるものではありません。むしろ答えがないかもしれません。大切なことはより良い人生を目指し、主体的に自らの力で考え抜き、粘り強く試行錯誤しながらも問題解決を目指していくことです。これが、これからの社会人に求められるものであり、AIの時代にあっても人として求められる力なのです。
皆さんは無限の可能性の塊です。どんな社会人になるかどんな未来を創るか、志を高く持ち自分で自分を成長させることです。自分の生き方を見つけ大切にしてください。それが個性です。
本校の教育スローガン「求學志成(求めて学べば、志は成る)」や皆さんの入学とともにスタートしたSSHでの学びが、きっと皆さんの歩みを支えてくれることでしょう。新たな時代の担い手として活躍することを祈っています。
全ての方々に感謝 ~卒業式・答辞より~
3年生となったこの1年間は、入試に向け不安と焦りの連続で、心身ともにつらい日々が続きました。しかし、不安を解消するには、ひたすら勉強に励むしかないと決意し、少ない時間を有効活用する努力をしました。図書室や進路室で資料を探したり、講演会の講師の方に質問したことにより、自分に必要な情報を能動的に吸収する力が身に付きました。受験シーズンはとても苦しく辛かったですが、大学受験を通して大きく成長することができました。
共に卒業する皆さんへ
個性豊かで笑顔が絶えない仲間たちのおかげで毎日がとても楽しかったです。日常の些細な出来事一つ一つがかけがえのない思い出です。いつも笑顔で接してくれてありがとう。辛いとき励ましてくれてありがとう。うれしいとき自分のことのように喜んでくれてありがとう。みんなに出会えて本当に良かった。3年間本当にありがとう。
私たちの可能性を心から信じ熱意を持って指導してくださった先生方へ
「天高生はまだ伸びる」この言葉に何度も突き動かされました。推薦入試の対策では志望理由書を提出すると、びっしりとコメントが書かれて戻ってきました。私たちが諦めそうなときでも決して妥協せずに私たちを導いてくださいました。何事も最後までやり抜く力を身に付けることができました。私たちは自信をもって天草高校を巣立つことができます。
今日まで支えてくれた家族へ
この18年間いつも私たちのことを一番に考えてくれてありがとう。もっと感謝の言葉を伝えるべきだったと後悔しています。いつも変わらず温かく迎えてくれる家族の存在は私にとって大きな支えであり原動力でした。18年間本当にありがとう。まだまだ心配や迷惑をかけるかもしれませんが、これからも私たちの成長を見守っていてください。
コミュニケーターを目指して【校長ブログ】
先日、熊本大学理学部長をはじめとする各分野の先生方にお集まりいただき、SSH運営指導委員会を開催しました。委員会の中では、5班の生徒発表を受けて指導・助言をいただきました。
生徒発表は、「地質と災害の関連性」、「よりおいしい野菜を簡単に低コストで」、「藻バイオ燃料で天草を元気に」など、どれも天草地域の課題についてサイエンスの視点で研究したものでした。
特に面白く感じたのは、地球温暖化をテーマにした二つの班の発表があり、一つは温暖化の防止について、もう一つは温暖化した場合の農作物の提案でサトウキビ栽培についてでした。その豊かな発想に驚きました。
運営指導員の先生方からは、発表力や探求力の向上からSSHの取組が一段階向上したとの評価をいただきました。また、地域におけるサイエンスのコミュニケーター(発信者)を目指そうというエールもいただきました。
教えられた知識を憶える学習ではなく、答えのないテーマに豊かな発想で臨む生徒の姿に無限の可能性を感じました。
マラソン大会考 【校長ブログ】
先日、第87回を数える伝統のマラソン大会が開催された。卒業生にとっては、走る距離もさることながら、地域の方々の応援や休憩所でのお菓子や果物もよき思い出である。
このマラソン大会の歴史をひも解いてみると、第1回大会は昭和5年6月10日、「時の記念日」の行事として始められ、中学3、4、5年生は富岡往復の54Km。1、2年生は二江廻りの32Kmであった。競走の方法としては頑健の生徒は個人競走とし、大部分の生徒は何人かでグループをつくり団体競走で実施された。この54Kmマラソンが昭和21年まで続けられたが、食糧事情や物資不足の関係で54Kmは無理であろうということで、全員が二江廻りの32Kmとなり、男女共学後、女子は城川原・御領廻りコースとなった。時期については、6月10日は梅雨の時期でマラソン実施の時期としては適当でないということから、昭和38年から11月23日に変更となり、さらに、平成13年から2月に実施することとなったようである。
距離や実施時期が変わっても、マラソン大会を頑張った自信がその後の人生の大きな支えとなっているのは変わらない。
サスティナブル(持続可能)【校長ブログ】
科学部が研究する「地球温暖化による海面上昇予測」が国内外で高い評価を受け、国立研究開発法人科学技術振興機構主催のコンクールであるSDGsアワードにおいて、次世代賞を受賞しました。自治体、企業、大学、高校が幅広く応募する大会で、高校としては全国唯一の受賞でした。
テーマである海水準の変動については3年生が学術的な研究を行い、それを引き継いだ2年生が研究を更に進め、地域社会や他校との連携、情報発信に努めていましたが、今回の受賞はこの取組が認められたものです。地球規模でのテーマであり、世界全体の課題である環境問題に関心をもち、「サスティナブル」持続可能な社会づくりに積極的に取り組む生徒を誇りに思います。学校全体としても「サスティナブル」に取り組んでいきたいと考えています。
雛鵬たちよ、今こそ飛び立て!【校長ブログ】
本日、寒い中にも緊張感があふれ、清掃がいきとどいた校舎玄関前において、センター試験出発式が開催されました。既に進路が決まっている3年生が作成した横断幕が数多く掲示され温かい雰囲気の式となりました。先生方や1・2年生、保護者の皆様にも見送っていただきました。この日に合わせ、全教職員からの寄せ書きも贈られたところです。
3年生は、明日からの試験に向けこれまで精一杯努力してきました。先生方とともに保護者の皆様、育友会の皆様に支えられ取り組んできたところです。これまでの頑張りに敬意を表するとともにセンター試験では最後の最後まで自分を信じ、力を発揮してほしいと思います。
さて、本校玄関前に架かる橋は図南橋といいます。この図南は中国の古典『荘子』にある言葉で、鵬が豊かで理想の地である南に向かって天高く羽ばたくことを意味しています。
雛鵬に例えられる本校生にとって、大きな志をもちこの図南橋を渡り向かうセンター試験は、まさに生徒一人一人の夢をかなえ、未来への扉を開き、無限の可能性につながるものです。3年生雛鵬の飛翔を祈ります。
生きる力【校長ブログ】
昨日、天草市民センターにおいて「税に関する作品等表彰式」が開催されました。
本校は租税教育講演会の開催や税に関する作文の応募など、これまでの取組が評価され租税教育推進校として、感謝状をいただきました。また、本校の1年生が税に関する作文で、天草税務署長賞を受賞しました。
表彰式の中では、本校生が代表として作文の発表を行いましたが、その内容は素晴らしいものでした。
消費税増税について、その複雑なシステムについて数学的に分析するとともに、店舗や消費者への影響を感性豊かに表現していました。情報を正確に読み取るとともに、判断の根拠や理由を明確にしながら自分の考えを述べたものでした。また、よりよい社会づくりに貢献していきたいという気持ちも込められていました。
これからの社会は、情報化、グローバル化が急速に進展し、加速度的に変化していきます。そのような中にあっても、人間ならではの感性を働かせ、よりよい社会の創り手となる力が育っているのを感じた表彰式でした。
受験シーズン到来【校長ブログ】
3年生が受験シーズンを迎えています。公務員試験やAO入試、推薦入試がはじまり、それぞれ願書の作成や小論文の練習、面接の練習等に取り組んでいるところです。
これまで一生懸命に頑張ってきた3年生だけに、十分に力を発揮してもらいたいと思います。
さて、世の中には、“求めた者だけが達成できる”という原則があります。そのためには、まず、志を高くもち、強く願望することです。将来の自分の活躍している姿がカラーでイメージ出来るくらいに強く思うことです。そして、目標達成に向けひたむきに努力することです。現実的には、来る日も来る日も地道に学習に取り組むことです。“千里の道も一歩から”、毎日の積み重ねこそ大切です。
そして、ここぞという時には、プラス発想や積極的な思考など、前向きな心の持ち方が大きく影響します。面接時には、カラーでイメージした自分の姿を自信をもって伝えて欲しいと思います。
天草高校には、新たな自分を見つけ、目標に向かい努力し、成長する環境があります。天高での学びを力に、自信をもって試験に挑んで欲しいと思います。
文化祭を終えて【校長ブログ】
万葉集最後の歌から引用したテーマ「春栄~いや重け吉事~」のもと、全日制・定時制力を合わせ、感性あふれる盛り上がった文化祭ができたように思います。また、文化祭には、夜空に浮かぶ中秋の名月のように、個性が際だち、若者の輝きを放ち、皆を温かくするパワーがありました。「楽しむときはとことん楽しむ」天高の伝統の中で、主体性が育っているのを感じました。
お昼には、育友会・同窓会の協力を得て3年生合格祈願餅つきを行っていただきました。さらに、文化祭の中では「夢の途中」「エール」「栄光の架け橋」「ともに」など、3年生の進路実現を応援するメッセージがあふれていました。受験シーズン本番を迎える3年生にとっては、力強い追い風を感じたことでしょう。
最後に皆で校歌を歌いましたが、校歌にあるように1・2年生は命の潮の高鳴りを感じ、3年生は希望に燃えた文化祭であったように思います。
これからも雛鵬が力強く飛翔するよう、チーム天高で応援していきたいものです。
3K・人生を動かす歯車【校長ブログ】
これは、ある研修会でうかがった言葉です。講師によると『 “3K”は、「きつい、きたない、きけん」ではなく、「心、言葉、行動」の3Kである。そしてこの3Kは一体で、どの歯車から回しても3つの歯車はまわり、人生を動かす。また、使わないと錆びる。潤滑油は人や集団と関わることである。』ということでした。
さて、本日、茶道部の練習におじゃましました。文化祭に向けて真剣に練習している中で、美味しいお菓子を頂戴し、お手前をいただきました。短い時間ではありましたが、お茶を点ててくれた生徒のあいさつや作法、立ち振る舞いに、凝縮された心と言葉と行動を感じました。美味しいお茶と同じように清々しい気持ちになりました。この心のこもったおもてなしやコミュニケーション力が、きっと自分や周りの人の人生を動かす歯車になるのでしょう。
進路検討会【校長ブログ】
8月下旬、一人一人の生徒の進路目標を把握し、各担任、教科担当者が2学期以降の学力向上、進路指導につなげることを目標に、2・3年生の進路検討会を開催しました。
2年生については、2学期から本格化する就職・進学に向けての学習のスタートに当たり、生徒たちの意識付けと教員としての情報共有に取り組みました。一人一人の生徒の良いところを伸ばし、弱点の補強など具体的なアドバイスについて確認を行ったところです。
3年生については、今年度3回目の進路検討会でした。三者面談を終え、勝負の夏を乗り越え、2学期の進路指導に反映することを目的に開催しました。
今後、受験に向けた出願書類等の作成、面接の練習、試験など受験シーズンを迎えます。この検討会をもとに一人一人の進路プランを作成し、進路実現に向けて支援していきたいと思います。
検討会に向け、3年部・進路指導部を中心に時間をかけて資料を作成していただきました。熱心に検討いただいた先生方に感謝します。
地域貢献3【校長ブログ】
先日開催された天草宝島起業塾において、本校は最優秀賞と優秀賞を受賞しました。
最優秀賞は「Sea Jewelry (あおさ石鹸)」です。天草の特産品である「あおさ」の効用に着目した商品開発です。しかも、これまで捨てられていた商品にならないあおさを活用しようというもので、経済的な効果も期待できます。優秀賞を受賞したのは「自然の対決でみんなを笑顔に!」です。これは、熊本から天草への移動時間が長いのを長所として捉え「クイズで対決しながら楽しむツアーの開発です。どちらも、天草の課題を解決しようという思いが込められています。また、どちらも2年生文系の生徒の取組です。1年生時に学んだASⅠの授業の「天草学連続講義」がこの研究につながっています。このように、学校全体で柔軟な視点、挑戦するスピリッツ、プレゼンテーション力がついてきているのを嬉しく思います。
地域貢献2【校長ブログ】
先日、「社会を明るくする運動天草市推進委員会」委員長 中村五木 様からお礼状をいただきました。本校が同運動に全校をあげて取り組んだことからです。また、同運動標語コンテストの最優秀賞として本校2年生の生徒の作品が選ばれました。
「差しのべた その手が繋ぐ 笑顔の輪(ループ)」
感性の豊かさを感じる素晴らしい作品です。
また、同大会においては、本校生徒が天草に関わる研究発表も行いました。天草についての熱い思いを伝えることができたと思います。これからも、少しでも地域貢献ができるよう取り組んでいきたいと思います。