湧心館高校定時制
カテゴリ:今日の出来事
人権教育講演会
人権教育講演会 講師 (株)ミナコレ代表取締役 吉永利夫 氏
水俣病公式発見から60年目の今年、熊本県が実施している「水俣病と水俣病の教訓を伝える学校訪問事業」により、水俣病問題に関する講演会を実施しました。講師は熊本県環境衛生部水俣病保健課の久多見長久(くたみたけひさ)さん、株式会社ミナコレ代表取締役の吉永利夫(よしながとしお)さんです。水俣病は「日本における公害の原点」であり、健康被害だけではなく「いわれのない偏見や差別の問題」を生じさせました。お二人の話から、水俣病について理解を深めるとともに前を向いている水俣の人々の姿を垣間見たように思います。
数学研究授業
公開授業期間中の12月15日(木)の4限に行われた、数学科の研究授業(丑上 洋先生)を参観しました。高校時代以来久しぶりの数学の授業、それも「数学Ⅱ」の三角関数「加法定理」!少々緊張して教室に入りました。
先生の説明は、ICTの活用により黒板に表示した図形を様々に変化させながらの行うもので大変分かり易く、生徒たちが頷きながら聞いていた姿が印象的でした。その後、生徒たちが問題に取り組みました。自らの考えを深める試みとして、近くの友人と相談OKで挑戦しますが、「ここはどうするの?」「こうすれば」などの会話はいつもより少なめとのことで、先生も巡視しながら助言されました。最後は今日の振り返りをして終了しました。
丑上先生からは、今日は少し難しい単元だったかもしれないが、アクティブ・ラーニングの視点を取り入れた授業改善を今後も目指していきたいとの感想をいただきました。生徒が自らの考えを深めるための様々な手法については、これからも職員間で試行錯誤が続けながら研究していくことになります。丑上先生及び参観いただいた先生方、大変お疲れ様でした。
薬物乱用防止講演会
薬物乱用防止講演
今回の講師は熊本刑務所において受刑者に薬物依存離脱指導をはじめとする改善更生に向けた指導に当たっておられる熊本刑務所企画部門教育 教育専門官の髙根 学氏に講演を依頼しました。
一度でも薬物に手を染めてしまった人の身体面や精神状態がどのような状況になるのかを、日々指導されている様子を交えながらわかり易く話していただきました。これまであまり知られていない世界の話を生徒たちは真剣に聞いていました。
避難訓練
抜き打ちで行った避難訓練!!
緊急地震速報から火災。机の下に隠れ、先生の指示に従い速やかに体育館に避難する生徒。
消防署の方々のお話も皆、静かに聞いていました。
地震の怖さを知った生徒達、もしもの時のために、いつになく真剣な姿がみられました。
食育講演会
食育講演会 講師 梅本信一郎 氏
11月25日金曜日の3・4限目に「食の大切さから学ぶもの」というテーマで食育講演会を行いました。講師は25年前に本校定時制(夜間部)を卒業された先輩で、DINING OCEAN’s SEVEN のシェフをされている梅本信一郎さん。梅本さんを始め、OCEAN’s SEVENのみなさんは熊本地震の際、店を開けられない状況の中、仕入れていた食材を無駄にしないため、地震の翌日から炊き出しのボランティアをはじめられました。その炊き出し先として避難所となった本校にも来てくださったご縁があり、今回お招きしました。地震の被災状況や、普段食べるものがどのように下処理をされて私たちの手に届くか(仕込みの内容)、また、炊き出しの時にどのような思いで頑張ったかなど、写真や質疑応答を交えてお話しくださいました。食が支えているのは私たちの命であり、人と人との繋がりであること、また、本校卒業生として定時制で学ぶことに誇りを持ち、必ず卒業して欲しいという先輩としての熱い思いも伝えてくださいました。
【生徒の感想】
・地震の時に食事がままならなかった時を思い出し、当たり前を当
たり前と思わず感謝したい。
・地震の際、自分と同じ世代のボランティアを見て勇気を持てるようになって自分が変わった。
・食事は環境が大事。親が作ってくれ、家族で食べる食事が一番美味しい。
・頑張って卒業しようと思った。
などの感想がありました。
熊本県教育情報システム
登録機関
管理責任者 校長 水野 保彦
運用担当者 教諭 田川 伸一