2022年5月の記事一覧

「一番大切なもの」(校長)

 これまで新型コロナウイルス感染防止対策のため、学校で過ごす時間が減ったり、家庭では外出を控えたり黙食により楽しい食事中の会話が制限されたりで、以前に比べ一人で過ごす時間が増えていることと思います。生徒の皆さんは、結果的にスマホを見る時間が多くなっているのが現状ではないでしょうか。今回は「一番大切なもの」について考えてみました。

「あなたの一番大切なものは何ですか?」そう聞かれて、頭の中に浮かんでくるものは、お金や高価な持ち物であったり、中にはスマホという人もいるかもしれません。誰もが普段生活する中で、欲しい物はたくさんあります。手に入れば、さぞ楽しい毎日が送れるだろうと考えます。それは私も例外ではありません。そしてさらに新たな便利で高価なものを欲しいと願います。しかし、それが手に入ったとしても、しばらくして実は何も変わらないことに気付きます。

「本当に大切なものは、目に見えない。」これは皆さんが一度は読んだであろうサン=テグジュペリ作「星の王子さま」に出てくる、有名な言葉です。本当に大切なものは心の目で見なければ見えないもの、愛、夢、優しさ、友情、信頼など・・・生きていく上で日々心の支えとなるものだと思っています。こんなコロナ禍だからこそ心を大切にして、友人を思いやる気持ち、家族に対する感謝の気持ちを持って有意義に高校生活を送ってくれればと願っています。                                        校長 村木祐二

八工生のみんな、感染防止を今一度考えてみて!(校長)

 生徒の皆さん、連休はどんな過ごし方をしていましたか?遠方から親族の方が帰省されるなど、幸い天気にも恵まれみんなで外出しての楽しい時間を過ごした人もいることでしょう。また、高校総体に向けて、試合や練習の毎日だった人もいることでしょう。いずれにしても連休中は大きな事故もなく、ホッとしているところです。これからは、梅雨の時期にも入ります。また、気温もぐんぐんと上昇してきます。事故や熱中症に十分注意をして、元気に過ごしてください。

 さて、今週、本校において新型コロナの感染者数が急激に増えています。ある程度は予想されていたことではありますが、事態は深刻な状況です。昨年までは、本校において、生徒並びに職員ともに感染者ゼロという素晴らしい実績でした。

 しかし、今回のオミクロン株は短期間に変異を繰り返し、その度に感染力を増し本校にも侵入してきています。これまでは大丈夫だった行動や距離でも、感染の可能性が出てきていると考えています。

 感染防止の指導の際には「誰がウイルスを持っているかわからないので注意して。」と言ってきました。これからは「自分がウイルスを持っているかもしれない。」と思って行動してくれればと思います。そうすることで、どうすれば迷惑を掛けないか感染を防げるかを考え、これまで以上に周りの人への気遣い、心配りができるはずです。

 自分がきつい目に遭わないように、大切な友だちや家族を辛い目に遭わせないように自ら考え行動してくれることを願っています。感染防止の模範的な行動をしてくれることを願っています。

                              校 長   村木 祐二