東高blog

簿記は挫折したところから始まる

放課後の活動風景
「簿記部」です
 
 午後6時40分頃に4階に上がると、真剣に勉強している姿がありました。
お~頑張っている!! と思ってのぞいてみると、
 簿記部の生徒たちです。最初の写真は1年生の写真です。
教室の後方、2枚目の写真は、上級生です。
 簿記や情報処理など、商業科目(専門科目)を勉強して、
だんだん高度になってくると、必ず壁に突き当たるものです。
 「簿記部はどうですか?」と質問すると、
「授業では習えない内容が、部活動では学べるから面白いです。」
また、
「簿記は挫折したところから始まる」と、なかなか含蓄の深い言葉が返ってきました。
「簿記をやっていると必ず挫折する。ただ、そこからその面白さと、奥の深さを感じ学ぶことができる。」のだそうです。すごいことをいいますね。
 でも、その言葉、記者の脳裏をよぎりました。
京セラの創業者で、現会長。破綻した日本航空を1年で再建した、
経営の神様と言われる、稲森 和夫 会長の書籍にあったと思います。
たしか、
「仕事は、ダメだと思った時から始まる」
「経営は、もうダメだと思ったところから始まる」
まさか、生徒から同じようなロジックの言葉を聞くとは夢にも思いませんでした。
 それを通りがかりの、顧問の川口先生にお話したら、
「もっとガンガン鍛えんといかんですねぇ。草尾先生にも言っときます」
とおっしゃいました。
 記者は、すこし余計なことをしゃべってしまったかもしれません。
「これから、さらにガンガン顧問の先生が鍛えられると、挫折の連続になるかもしれません。」
でも、大丈夫、部員たちは、それらを乗り越え、充実感と達成感を勝ち取ることでしょう。
先生にやらされているのではなく、自分たちから好きで簿記を勉強していますから。
 ちなみに、稲森会長いわく、
「会計が分からなければ、社長は務まりません」という名言があり、
「簿記」「財務会計」「原価計算」の重要性を説かれています。

中学生のみなさん、商業教育はとても大切なんです。
国も財政再建も見通しが立っていません。
日本の財政、会計システムは「複式簿記」ではありません。
明治の最初の頃は「複式簿記」だったそうです。
いまは残念ながら違います。

ドイツという国は借金がなくなりました。
どうしてでしょう???誰か教えてください・・・・・
もっと世の中の人や若い人、誰もが、「簿記」や「会計」を学ばねばなりません。

放課後の生徒会の活動の様子です。
 
夕方遅くまで頑張っていますね。7月17日(木)にあるクラスマッチの仕事です。

黒板には、クラスマッチの仕事の手順がぎっしり書かれています。
その次の行事は体育大会です。
 
 生徒会役員の生徒から、七夕の短冊を是非見てくださいと言われました。
青が生徒会長、ピンクが生活委員長の願いです。
 「笑顔でキラキラ」がパッと目に入ってきました。
生徒会長は、いつも笑顔でキラキラしているから、
わざわざ願い事にしなくてもいいのではないか、とふと思いましたが、
よく見ると、「皆で」と記されています。
全校生徒への想いが伝わってきます。
「人のしあわせを自分のしあわせとして」願い、かみしめられる・・・・・
さすがですね。