寄宿舎の様子

令和3年(2021年)11月30日「人権教育の取組」

 11月30日(火)夕食後、人権教育の取組として「職員による人権講話」を行いました。新型コロナウィルス感染症予防対策の一つとして男女それぞれに場所を分けて実施しましたが、せっかくの機会なので、リアルタイムで一緒に講話を聴いてほしいと思い、今回は初めて男女の談話室をオンラインでつないで行いました。場所は離れていましたが、互いの様子をテレビ画面で分かるようにしたことで、「一緒に参加して講話を聴いている」という臨場感が生まれ、生徒たちはとても興味深く意欲的に参加することができました。
 講話の内容は「短所は長所」というテーマでした。一見、人によっては短所と思われるような性格も、見る人や場面によっては長所になること、短所は長所になる、悪いだけ・良いだけの性格はない、という内容でした。講話のあと実際に、「おこりっぽい」「せっかち」「おしゃべり」といった、短所として捉えられやすい性格を、長所になるような言葉で言い表してみる学習にチャレンジしました。話し合い活動では、みんな活発に意見を出し、例えば「せっかち」については「行動が早い」「時間を守れる」「先のことを考えている」など、ポジティブな言葉に置き換えて長所として捉えることができました。
 講話の最後は、「性格はありのままで、生活はより良く心地よく」という言葉で最後のまとめをし終始、和やかな雰囲気の中で、自分や相手のよさを認めることや、そのよさを生かして自分たちの生活をより良くしていくことの大切さについて、楽しみながら学ぶことができました